10/01/20 23:43:56
誰もいなそうだけど書いていこうと思う。いつもはロム専だけど、もうちょっとしたら一回目の結婚記念日なもんで記念に。
最初に出会ったのは俺が小学校六年生で、嫁が二年生だったと思う。
嫁実家の家業が失敗して結構な借金背負って一家路頭に迷いかけているのを、嫁父の高校の先輩だったうちの親父が世話を妬くことになったのが出会いのきっかけ。
借金は親父が肩代わりして、無利子にするからゆっくり返済しろ、ということになったようだ。んでうちの実家でも会社経営していて、そこで働きながら借金を返せばいいと。
さらにさらに家もなくした嫁家族に、自分ちの敷地内にあった蔵? みたいなのを改装して住めるようにして格安で貸したり。
まーよくやるわうちの親父も、と思う。まあそのおかげで嫁を出会ったのだけどもね。
で、ある日突然敷地内に引っ越してきた嫁。すげー明るく元気に挨拶をかましてくるもんだから今でも記憶に残ってる。
近くに同世代がいない辺鄙なところに住んでいたのもあって、学校から帰ると嫁とよく遊んだ。
俺には弟と妹がいるんだが、三兄弟が四兄弟になった感じで、すごい仲がよかった。
特に妹とは女の子同士で同い年ってこともあり、ほんとに姉妹じゃね? ってくらい仲良かった。
中学までは学校が割りと近かったのもあって、まあ相手をしてたんだけど、高校になると電車で少し遠くまで行かなきゃ行けなかったから、遊ぶ機会は減っていった。
ちなみに俺だけ高校が違っていて、弟と妹と嫁は一緒の高校。しかも時期も弟三年のとき妹と嫁が一年で被ってて、時々四人で集まることがあるとちょっとだけ疎外感を感じたこともあった(まあ気のせいなんだけど)
というか弟はファンクラブ? みたいなのが出来るくらいイケメンなのに、なんで俺のようなデブサイクを好きになったのかがいまだに謎。状況考えると弟のほうに惹かれそうなもんなんだけどな。
嫁いわく「弟ちゃんは(なぜか嫁は俺と弟をちゃん付けで呼ぶ)かっこいいけど、頼りない。俺ちゃんは体格もがっちりしてるし、何かにつけてすごい安心する。それに言うほど不細工じゃないよ?」らしい。
聞いたときは正直テンションあがった。
まあそんなこんなで俺が大学卒業するまでは特に何もなかった。俺は彼女とかが出来ることもなく、このまま干からびて死んでいくんだと思っていた。