08/09/20 04:08:15 gI1QB0p/
プログラマーは今日も仕事で疲れきって帰ってきた。 夜も更けて遅くなって帰宅した。
彼の5歳になる娘がドアのところで待っていた。 彼は驚いて言った。
「 まだ起きていたのか。もう遅いから早く寝なさい 」
「 パパ、寝る前に聞きたいことがあるんだけど 」
「 なんだ? 」
「 パパは、1時間にいくらお金をかせぐの? 」
「 お前には関係ないことだ 」 父親は珍しくイライラして言った。
「 なんだって、そんなこと聞くんだ? 」
「 どうしても知りたいの。1時間にいくらなの? 」 女の子は嘆願した。
「 ・・・そうだな、1時間に20ドルくらいだ。 ただし、残業代はタダだ 」
「 わあ 」 女の子は目を丸くして言った。
「 ねえ、パパ。私に10ドルくれない? 」
「 なんだって! 」 父親は激昂した。
「 お前達が何不自由なく暮らせるためにオレは働いているんだ! 金が欲しい
だなんて、だめだ! 早く部屋に戻って寝なさい! 」
女の子は、一呼吸置き、黙って自分の部屋に行った。
しばらくして、父親は後悔をし始めた。
少し厳しく叱りすぎたかもしれない。
娘はたぶん、どうしても買わなくちゃならないものがあったのだろう。
それに、今まで娘はそんなに何かをねだるという事はしなかった。
父親は娘の部屋に行くと、そっとドアを開けた。