スロキャラでエロパロat SLOTK
スロキャラでエロパロ - 暇つぶし2ch500:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 20:31:47 nXZ/rUK0
再び、掛け声と同時に肩を叩かれる。今度は女特有の高い声だった。

「ほぇ? 何か御用ですかぁ??」

振り向くと、そこに立っていたのは、くるくるとした特徴的なパーマの掛かった
栗色の長い髪、スラリと伸びた長い足とくりくりとした瞳の目立つ、
駅員の制服を着たかわいらしい容姿の女の子だった。


「・・・・・ぇえっとぉ・・・・・・・」

だが、自ら声を掛けておきながら、だんまりを決めこまれると、こちらとしては気分が悪い。

「どうしました? 何か用ですか?」

内心苛つきながらも、笑顔を崩さずに目の前の少女に語り掛ける。

「・・・・・・・///」

中年オヤジの視線が痛い。

「あ、あのっ、そ、そこ・・・・・ぅ・・・・」

吃りながら指を差す少女。そしてその指の先には、私の太股があ・・・って・・・・、


「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"っっ!!!!!!!」


突然上がった寄生に驚いた乗客が、ざわざわとどよみ始める。

「ご、ごめんなさい! ごめんなさ~い!!」

栗色の髪の少女は人込みの中へと消えて行ったが、
いまの私にとって、そんな事はもうどうでもよかった。

501:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 20:33:03 vlz5CqyD
この変態親父ってあいつのことかwwwwwwwww

502:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 20:35:14 nXZ/rUK0
(あああぁっ・・・・そんな・・・こんなことって・・・いやぁ・・!)

脳が正常な判断を下せず、全身から冷や汗が吹き出す。寒い。体中が震え始める。

「じ、嬢ちゃんやっぱり気付いてなかったのかい?」

私の異変に気付いたのか、中年オヤジが近付いて来た。

「だから俺ぁ言ったじゃねぇか。嬢ちゃん、ストッキングがやぶれ、」

「言われなくてもわかってるわよばかぁ!!」

「ぐもっちゅ!!」

中年オヤジは夢夢ちゃんの必殺パンチを受け、隣りの車両のドアへと叩き付けられる。

(やだ、やだやだやだぁ・・・・なんでタイツが・・・うぅ・・・・・)

これで周囲の異常な反応の説明がついた。私のタイツは、これでもかといわんばかりに、
派手に破れてしまっている。しかも両足共に、だ。・・・・・・・・。

「・・・・・ぐすっ・・・」

顔から火が出そう。穴があったら入りたい。顔は隠して生足隠さず。

浮き足だった私は、駅に停車すると一目散にその場を去った。

「・・・・・くすくす」

「いらっしゃいませー」

「こ、これください・・・・・///」

途中、会社近くのコンビニで用を済ませる。普段、こういった物をコンビニでは
一切買わないため、実際にレジに持って行くと、なんだか気恥ずかしかった。



503:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 20:39:22 vlz5CqyD
夢夢ちゃん可愛いよ夢夢ちゃん

504:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 20:40:07 nXZ/rUK0
時刻は既に、一日の業務をこなす始まりの時間を過ぎている。

「・・・・おはようございまーす」

ひっそりと。悪いとはわかっていながらも、気付かれないようにひっそりと、

「遅いよ夢夢くぅん! いま何時だと思ってるんだい?!」

・・・・・最悪なタイミングで最悪な人に見つかってしまった。

「ご、ごめんなさい・・・・・・」

とりあえず謝ってはみるものの、これだけで許してくれる筈がないのはわかっている。

「ふぅん。キミの遅刻は、もう既に珍しい事ではなくなってますねぇ」

「・・・・・以後、気をつけます」

「気をつけますぅ? キミはね、一体あと何回それを言うつもりなんだね!?」

「ひぅ!」

「最近、仕事中によくボーッとしてるみたいだけど、たるんでるんじゃないですかなぁ!?」

「申し訳・・・・・ないです・・・ぐすっ」
またこれだ。ネチネチとした言い回しに延々と嫌味を垂れ流す係長。

「キミはもう何年目だね?! 後輩の子達の示しとなるのが、本来のキミの役目じゃありませんか?!」

「・・・・・その通りです」

たしかに係長の言い分は正しい、とは思うが。

「普段から勤務態度を問題視されているんだよキミは!? やる気はあるの!?!?」

「・・・・・はい・・・・あります・・・ごめんなさい・・・・・・・」

毎度毎度、晒者の様にいびられている私からすれば、係長にも問題があると思えてしまう。


505:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 20:42:09 nXZ/rUK0
「大体ね、キミみたいな問題児がいたら昔は、」

「まぁまぁ係長、それくらいにしておきなさい」

捨てる神あれば拾う神あり。私にとってのマリア様。

「課長! で、ですが、最近の夢夢の勤務態度は、」

「女の子、特に夢夢くんには色々と事情があるのだよ。色々と、な。がっはっはっは!」

まったくその通りだ。課長は係長とは違い、部下の配慮を心得ている紳士的な男性である。

「ぐっ・・・・・わかりました。いいですか、夢夢くん。
 ・・・・・以後、気をつけるように」

おでこに汗を滲ませながら、渋々といった表情を浮かべる係長。坊主頭が激しく気持ち悪い。

「では、頑張りたまえよ夢夢くん」

ポンっと私の肩をはたき、労いの言葉を掛けてくれる課長が眩しかった。

「はぁい! 課長さん、ありがとうございましたぁ☆」

「がっはっはっは! なぁに、気にするな気にするな。がっはっはっは!!」

課長の豪快な笑い声と共に、社内の空気がパァッと明るくなる。

「かぁーっ! なんすかアイツ! 夢夢先輩ばっかり苛めてますよ!」

「あ、やっぱり? 私もそんな気がしてたの」

どうやら気のせいではないらしい。しかも、向こうには理由もあるらしいのだ。

「なんでも、学生時代に夢夢先輩に一度もジャンケンで
 勝てなくて、かなり悔しがってたらしいっす」

・・・・・・あんな人、知り合いにいただろうか。

「昔は勉強一筋で生きてたみたいですよ」

「か、係長って、ガリ勉だったんだ・・・・・いがーい・・・」

506:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 20:44:17 nXZ/rUK0
「おはよ。まーた係長にいびられてたね」

自分のデスクに向かうと、見知った顔が出迎えてくれた。

「・・・・なんだか私にだけ執拗な気がする」

「あのハゲには皆困ってんだよねー。ま、仕事に関して
 うるさいだけで、普段は良い人なんだけど」

良い人の部分にぴくっと反応した私は、既に末期なのかもしれない。

「・・・・はぁ・・・今日は朝から災難ばっかりだよ・・・・・・」

手を動かさずとも口は動かす。口を動かさない時は寝る時だけ。これが私の信条でもある。

「ふーん。嫌な事が立て続けに起こると、流石のあんたも
 滅入っちゃうものなんだ。ほら、笑顔笑顔」

「うん・・・・・」

ぷにぷにと頬をつつかれる。私達の戯れ合う姿を約一名、鋭い視線で見ているようだが、
あえてそこは無視をする。さ、仕事だ仕事。今日も一日、頑張りまっっしょい!

「っしょい!」

「っしょ~~い!!」

507:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 20:45:24 vlz5CqyD
あー係長はジャンケンバトルのあいつかwwwwwwww

508:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 20:47:50 nXZ/rUK0
予感はあった。嫌な事は立て続けに起こる。不幸は連鎖するのだと。

「・・・・・いやなカンジ・・・・」

人生という名の終わりの見えない長い旅路の中、いま私は一つの分岐点に立っている。


どちらを行けば正しいのか、いまの私にはわからない。


知る術はたった一つ。進んだ先にある出来事を、実際に体験する。それだけ。


この先にある未来が、一体どんな幸福をもたらしてくれるのであろうか。

「・・・・・くだらない」


・・・・・掴む。神頼みなんて、絶対にするものか!
甘えたりしない・・・!! 私は掴んでみせる!!


何度も自分に言い聞かせ、心身共に奮い立たせる。


「・・・・・・・ぁ・・・ここは・・・・」

進んだ道の先には、深い闇を内に秘めたトンネルの様な空洞があった。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


その中に入らずとも、じめじめとした陰気な様子がこちらまで伝わってくる。

「・・・・・ふ、ふんっ! こんなの・・・・これくらい・・・!!」


皮肉にも、虚勢だと自分で気付いていた。

だが、例えそうだとしても、私の選べる選択肢は一つだけだ。


立ち止まってしまった私には、何も知る術は無い。だから進む。
その先にあるであろう、私の求めた答えを知るために。



509:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 20:54:44 vlz5CqyD
なにやら怪しい雲影が

510:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:04:51 vlz5CqyD
猿ったか・・・・・・

511:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:08:15 nXZ/rUK0
「・・・・・こわくない・・・こわくない・・・すすめ・・すすむんだ・・・!!」


明かり一つ無い、純粋な黒に染められた暗闇の中を。


ゆっくりと、少しずつ、だが確実に。その地踏み締めがら前進する。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

人の意思の強さが本当に試される瞬間に、私はこうして直面している。


「えー、朝礼に入る前に、皆に報告がある」

寒気が止まらない。体の震えも、止まらない。

「今日から新人さんが一人増えます。わからない事だらけで暫くは
 困惑されるでしょうが、そこは皆さんでサポートしてあげて下さい」

もはや認めるしかなかった。私の間違いを。

「イケメンだったらいいなぁ。でしょ、夢夢?」

「わ、私にふらないでよ・・・・」

誰か教えて。抗う術を。

「では紹介します。おーい、入ってきなさーい」

この深い闇をも照らし出す灯火を・・・・だれか・・・・・・。


あたしを、たすけて。


512:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:13:09 nXZ/rUK0
「でさー、テンカくんったらまたなんだよー」

「あはははっ。うんうん」

霞み掛かった夕日に照らされ、オレンジ色に染まった空を背に、
学生服に身を包んだ二人の幼げな少女が歩いている。

「ほんっっっと、変わんないよね~。子供っぽいっていうか」

学生服とは不似合いな大きなトンガリ帽子を深々と被り、腰まで伸びた
ブラウンの長い髪を靡かせ、足早に歩く少女が眉を顰めながら悪態をつけば。

「うん。でも、それがテンカくんの良いところでもあるんじゃないかなぁ?」

うんうんと相槌を打ちながらも、その隣りを歩く桃色の髪を左右に結った小さな少女は、
少しトゲのある言い方をした栗色の髪の少女の言葉に、やんわりと反論する。

「見境無しっていうかさー、やっぱりアレは・・・・
 ・・・って、もうおしまいかぁ」

突然、トンガリ帽子の少女はぴたりと足を止め、話を中断させた。

「じゃあね、私はバイトに汗を流してくるわ」

「うん、頑張ってね。ダイ、」

「あ、忘れてた。はい、頼まれてたやつだよ」

「あー、ありがとう! 大事に使うからね!」

「あはは。でもさー、こんなの一体何に使うの?」

「ぇええ!? そ、それはぁ・・・・っとぉ・・・・・・」

「ま、いっか。じゃあねーナナー」


はにかんだ表情を浮かべる桃色の髪の少女に別れを告げると、
トンガリ帽子の少女ははにかんだ笑みトタトタと駆け、人込みの中へと消えていった。


513:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:16:34 vlz5CqyD
トンガリが誰かわからん・・・・・・・・

514:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:18:02 nXZ/rUK0
「・・・・・・・よーし」

ぐっとお腹に力を入れ、ぷくりと頬を膨らませ全身に力を込める。

「・・・・・・・はぁ・・・・ふぅ・・・・・・」

だが、少し先の未来を思い描くと、先程まで強張っていた体が脱力してしまう。

「・・・・・・うふふ」

段々と胸が弾み始めると、口元が綻び、自然とニヤついた表情になってしまう。

「喜んでくれるかなぁ・・・・・・」

きっと喜んでくれる。自分ではそう信じている筈だったが、
心の奥隅では、少しだけ不安が顔を覗かせていた。

「・・・・だめ。さ、お買い物に行かなきゃ」

不要な疑心を振り払う様に、たくさんの商店が並んだ通りを大股に闊歩する。

「今日は時間もあるし、頑張ってみよっかなぁ~」

右手にぶら下げたバッグから蝦蟇口の財布を取り出し、中身を確認すると。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・い、異常無し!」

ふんっと力強く鼻息を鳴らすも、明らかに動揺した表情が浮かび上がっている。

(まだ買い置きがあるからいいけど・・・・・
 発泡酒で我慢してくれれば、すっごく助かるのになぁ・・・・・)

515:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:21:27 nXZ/rUK0
大きな買い物袋を両手一杯に持ち、帰宅の路につく。

「ただいま」

返事は無い。それもその筈。いつも私が家に帰りつくこの時間、
夢夢ちゃんはまだ会社で仕事をしているか、あるいは電車に揺られ、
うとうとと居眠りをしているであろうからだ。

「くすっ」

想像するのは容易だった。きっとだらしなく涎を垂らしながら、
隣りの人の迷惑を考えず、一方的に肩を借りているに違いない。

「・・・・ふふ」

端から見れば、なんとも微笑ましい光景に見える。家を出ると
仕事モードになる夢夢ちゃんにも、隙の多い瞬間はあるのだから。

「~~~~~♪」

『━━と、気象庁は発表しており、早くても今月末までには梅雨入りするとの』

気分が晴れ、上機嫌となった私は自然と鼻歌を混じらせ、
居間から聞こえるテレビをラジオ変わりに聞きながら、
手際良く、慣れた手つきで夕飯の準備を進める。

『次のニュースです。昨夜未明、都内某所で発見された女性二人の惨殺死体について、警察は秘匿』

「・・・・・・やだなぁ」

最近、やけに物騒な事件が多い。報道されない事件もあると考えると、
その数は以前とは比べものにならない件数に達しているであろう事は明白だった。

「・・・・・・・・・・・・・」

止まりかけた手を再び早める。急がなければ。



516:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:22:59 vlz5CqyD
いきなり物騒な話だなwwwwww

517:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:25:46 nXZ/rUK0
「そろそろ、かな」

部屋全体を夕飯の香りが充満する頃、まるで狙いすましたかの様に
タイミングよく、夢夢ちゃんは帰って来るのだが。

「・・・・遅いなぁ」

既に夢夢ちゃんのお気に入りであるテレビドラマが始まっている時間。まだ彼女は帰って来ない。

「電話に出てくれないし、メールも返してくれない・・・・」

こんな事は今まで一度も無かった。仕事や付き合いで遅くなる時は
前もって連絡をしてくれる。普段は粗雑な彼女も、きっちりと
割り切った部分は持っていた。だからこそ、不安で胸が一杯になる。

「・・・・・・・・むむちゃん・・・・」

捜しに行くべきだろうか。でも、もし行き違いになってしまったら・・・・。

夢夢ちゃんに余計な心配をかけたくはない。それに、
夢夢ちゃんも大人だ。もしかしたら、素敵なおじさまと今頃・・・・・・。

「・・・・うあっ! そ、そんなのやだよぉ!」

勝手な妄想をしながら一人で盛り上がるも、やはり不安は拭えない。

「むむちゃん・・・!」

もう、じっとしてはいられなかった。ドタドタと騒がしく
玄関まで走って行った、その時。

「たっだいまぁ~~!」



518:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:30:45 vlz5CqyD
あああああああナナちゃんかわいいよおおおおおおおおおおおおおおおお

519:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:31:31 nXZ/rUK0
「たっだいま~」

勢いよく玄関を開けると、そこには私の予想もしない姿をしたナナが立っていた。

「むむちゃん! むむちゃん・・・・むむちゃんむむちゃん・・・!!」

ナナは瞳一杯に涙を浮かべながら、私に勢いよく飛び込んできた。

「あたたたっ・・・・・うん・・ごめんね。何も連絡しないで」

えぐえぐと泣きじゃくるナナの頭を撫でる。

「ぐすっ・・・・だってぇ・・・こんなのはじめてだもん・・・
 でも、もう大丈夫! えへへ・・・・急に泣いちゃってごめんなさい」

つまらない嘘だと、はっきりわかる。だって、彼女の様子を見れば一目瞭然なのだから。

「よしよし」

ぎゅっと。一段と強く、その小さな体を抱き締める。
一瞬戸惑ったナナだったが、何も言わず私に体を任せてくれた。

「・・・・・・・・・・お酒くさいよ・・・・」

「ありゃ? バレちゃった?」

「・・・・・・だれと・・・・のんでたの・・・・」

後ろに回されたナナの腕に一瞬、グッと力が籠る。



520:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:33:29 nXZ/rUK0
「んー? やっぱり気になる~?」

ふざけた調子で答えてはみたものの、ナナの反応は薄いものだった。

「・・・・会社で仲良くしてる人と飲んでただけだよ」

「本当に?」

胸の中で埋まっていたナナが顔を上げ、その大きな瞳で私の目を見つめている。

「本当よ。同僚の子との付き合いだけ。それだけだから」

瞬き一つせず、まるで心を見透かす様に、私の瞳から一切視線を逸らさない。

「・・・本当・・・・・に・・?」

嘘はついていないし、後ろめたい事や疚しい事は、何一つしてはいない。

「私がナナちゃんに嘘をついたこと、いままでにあった?」

だから、自信を持ってこの言葉を言えた。

「・・・・・ないよ・・・でも・・・・んん・・・」

未だナナは晴れない表情を浮かべている。何か引っ掛かる事でもあるのだろうか。

「どうしたの? ほら、言ってみて」

刺激しないよう、優しく、丸みを帯びた声で問い掛ける。

「・・・・んっと・・・・・おじさま・・・・とか・・・」

「・・・・え?」

ナナが何を言っているのかわからない。おじさま? なに?

「・・・・あぅ・・や、やっぱりいいよ・・・・」

直感する。間違いない。こういう時、私の感の的中率は90%を越える。


521:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:34:14 vlz5CqyD
ヤンデレ化?

522:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:37:15 nXZ/rUK0
「なぁに? 怒らないから言ってみて。ねっ?」

うーんと小さく唸りながら考え込むナナを見守りながらも、心の中では
ある感情が湧き上がり、表情に出さない様耐える事に必死だった。

「・・・素敵なおじさまと・・・・お食事してたのかなぁ・・って・・・・」

「それだけ?」

「ぅうぅ・・・・」

私の真っ直ぐな視線に都合が悪く感じたのか、ナナはぷいっと目を逸らした。

「あーあー、私はナナちゃんに隠し事なんて、一切しないのになー」

ここまでくると、完全に悪戯心が燃え上がってしまう。

「・・・・・ぅゅ・・・・・・・ぁああぅ・・・」

頬を赤く染めながら、うわ言の様にべそをかくナナが、たまらなく愛しい。

「ほらっ、言ってよ。笑わないから・・・・・・ねっ?」

「・・・・・うん」

やっと観念したのか、ナナは重い口を渋々と開く。

「ぐ、偶然知り合ったおじさまと・・・・その・・・・一緒にお酒を飲んで・・・・
 えっと・・・・ぅ・・お、お酒を飲み終わったあと・・・あとに・・・・」

ごにょごにょと言葉を詰まらせる彼女の姿が、私はおかしくてたまらなかった。


「で、そのまま良いカンジになって、一晩だけの割り切った情事を体に刻んだ、ってわけね」

「~~~~~~ッッ!?!?!?」

顔から湯気が出るかの様に、顔を真っ赤にしたナナは声にならない声を呻き、
キッと目をつり上げ、お腹を抱えて笑い出した私に抗議する。



523:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:41:12 vlz5CqyD
俺も夢夢ちゃんと一晩だけの情事を楽しみてええええええええ!!!!!11!11!!1!1

524:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:42:36 nXZ/rUK0
「あっはっはっはっは! ご、ごめんごめん・・・・・ぷくくっ、あははははっ!!」

「わらわないっていったのにー!!」

「・ー・・・・おなかいたーい・・・・・・ひひっ。・・・ふぅ、ナナちゃんも
 そういうこと考える歳になったんだねー。ふ~ん、思春期ってやつ? くひひひっ!」

「む、むむちゃんきらーい! かえれー!」

「んー? ただいま、でいいのかな? ぷくくくっ!」

流石にやり過ぎた。ナナは今にも泣きそうな様子で、口元と眉が八の字になっている。

「やーいやーい、泣けばいいと思うなー」

「・・・・・ばかっ!!」

ナナは私に背を向け、居間の方へドタドタと駆けて行った。

「・・・・・・・・・・・・・はぁ・・・・・・」

よかった。本当に、そう思った。ここだけは何も変わらない。

何も変わらず、いつもの様に、私を温かく迎え入れてくれる。

「・・・・・・・・・・・あれっ・・・どうして・・・・・」

つーっと。両頬を伝った熱い何かを感じ取った。

「・・・・・・ぁ・・・・」

いけない。やっと止まった筈なのに・・・・・・。


525:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:47:11 nXZ/rUK0
私の心配し過ぎだったのかもしれない。

「ぷはあああぁぁぁっ! んー、美味い! もう1杯!!」

「も、もうやめようよ・・・・飲んできたんじゃ・・・・・」

さっきまで楽しんでいたとは思えない飲みっぷりに、私はただ唖然とするしかなかった。

「いやー、向こうじゃちょっと遠慮しちゃってさー。中途半端に飲んじゃうと、
 あとから歯止めが効かなくなるんだよねー。あひゃひゃひゃひゃ!」

夢夢ちゃんはそう言いながら席を立ち、ガサガサと冷蔵庫を漁り始めた。

「・・・・・・・・・・・・夢夢ちゃん」

「んー、なぁにー?」

「・・・・・ヘン、だよ」

「えーっ、なぁにー? 聞こえないよ~?」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

おかしい。変だ。何故かは上手く説明出来ない。でも、とにかく変なのだ。

「ふぃーっ、5本目ぇ、いっきまぁ~~す!」

夢夢ちゃんはお目当ての物を手にし、上機嫌となり戻って来た。・・・・一見すれば。

「・・・・・・ね、ねぇ、夢夢ちゃん・・・・」

「ぐっ、んぐっ、んぎゅ、ほぇ? なぁに?」

少しだけ、気が引けてしまう。これを口にする事で、
何かが大きく変わってしまう。そう思えてしまったから。

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・ナナちゃん」

無言の私に何を思ったのか、夢夢ちゃんはゆっくりと口を開いた。

「遠慮なんていらない。約束したよね、あの時」

そうだ。ほんの数週間前の出来事だったじゃないか。

「いいよ。言いたいことがあるんなら、なんでも言いなよ」

私は私の出来る事をやる。私の役目はただ一つ。・・・・あの約束を守るために。

「・・・・・目、赤いね」


526:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:51:09 vlz5CqyD
ここからナナちゃんのターンが始まるわけですね

527:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:56:49 vlz5CqyD
さるー?

528:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 21:57:25 vlz5CqyD
猿回避

529:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 22:12:31 vlz5CqyD
さーる

530:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 22:13:39 nXZ/rUK0
「・・・・・・・・・・・・・・」

私の意を決した言葉が、たった一言だけだったからなのか、それとも
何か引っ掛かる事があるのだろうか。夢夢ちゃんの動きがぴたりと止まる。

「赤いよね。どうしたの、それ?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

夢夢ちゃんは答えない。答えるべき言葉が見つからない、私にはそう感じ取れた。

「帰って来た時からだよね。帰ってからじゃない。
 帰って来た時には、もう真っ赤だった。・・・・どうして?」

「・・・・・・・・・・・・・・そうね」

返ってきた言葉はそれだけだった。答える気が無いのか、それとも・・・・。

「なにか・・・・・あったの?」

無理に聞き出す必要があるのかどうか、私の答えは決まっている。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

何も答えない夢夢ちゃんの意味深な様子を見れば、何も無かっただけでは済まされない。

「ねぇ、夢夢ちゃん。なにが・・・・・なにがあったの・・・?」

既に確信していた。夢夢ちゃんに、何かがあったのだと。その何かを、私は知るべきなのだ。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

夢夢ちゃんの瞳は、驚くほどに無機質なものだった。何の感情も無い、
ただ目の前に写った情報を脳に伝達する役目を持った、それだけの器官の様な。


531:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 22:17:04 nXZ/rUK0
「・・・・・・・夢夢ちゃん」

初めて見る彼女の姿に、私はどう対応していいのかわからなかった。いや、それ以前に。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

怖かった。素直に怖いと、そう思った。感情の表現がはっきりとした
あの夢夢ちゃんが、まるで人形の様に。ダラリと肩を落とし、
生気の無い顔をしている今の姿を、私は受け入れたくなかった。

「・・・・・・・・・・・・・・ないよ」

「・・・・・え?」

ぼそりと。掠れた声が聞こえた。

「ナナちゃんが何を言っているのか、全然わかんないよ」

今度ははっきりと、確実に聞こえた。そして、彼女は惚けた笑みを浮かべていた。

「わかんないって・・・・・だって、真っ赤なんだよ?!
 たくさん泣いたあとみたいに・・・・真っ赤になってる!!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

じっと。夢夢ちゃんは私の瞳から目を逸らさない。

「・・・・・・むむちゃん・・・どうして・・・・・・」

知りたい。教えてほしい。そうすれば、私も力になれる。

夢夢ちゃんの力になりたい。役に立ちたい。一緒にいたい。だから・・・!

「・・・・・私には、ナナちゃんの言っている意味がわかんないよ」

私の声は、彼女の心に届きはしなかった。



532:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 22:18:41 vlz5CqyD
夢夢ちゃんのサイコロックを外すにはまだ証拠品が足りないようだ

533:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 22:22:28 nXZ/rUK0
まるで、全身に冷水を浴び、脳をぐちゃぐちゃに掻き回された気分。

「・・・・むむ・・ちゃ・・・・ん・・むむちゃん・・・・」

ボロボロと。止めど無く溢れ流れる涙を零し、私を拒絶した
大好きな人の名前を呻く様に上げながら、子供の様に啜り泣く私を・・・・・。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

一体、夢夢ちゃんはどんな気持ちで目にしているのだろうか。

「ナナちゃんはね、勘違いをしてる」

夢夢ちゃんは言った。笑顔を崩さず、まるで子供をあやす様に。
私に絶対の安心を与えてくれる、あの優しい声で。

「知らなかった。うぅん、気付かなかったの。目が充血してたなんて」

私の顔を胸に埋め、絶妙な加減で抱擁してくれる。

「・・・ひぐっ・・・ぐす・・ふえぇぇ・・・・んぐ・・・」

やめて。お願い、い、いま、それをしないで・・・・おねがい・・・だから・・・!

「だからね、ナナちゃんの言ってる意味がわからなかったの」

「・・・・・うん・・・うんっ・・・」

頭に回された腕に力が籠る。


いや・・・やめて・・それ・・・・いやなの・・・いや・・・・いやぁ・・!!


「きっと、飲み過ぎたんだと思うの。ちょっと記憶が曖昧になってて・・・・えへへ」


体中の力が抜ける。ただ、抱き締められているだなのに、何もかもがどうでもよく思えてしまう。


534:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 22:25:11 nXZ/rUK0
「・・・・それに、目が真っ赤になってただけ、でしょう?
 何も変なことはない。何もおかしいことなんてない。・・・・ねっ?」

「・・・・うんっ・・!」

くいっと。夢夢ちゃんは私の顎に手をあて、お互いの顔を見つめ合う形へと持っていく。

「ナナちゃん・・・・・・」

「むむちゃん・・・むむちゃん・・・・」

絡み合うお互いの視線を全身で感じると、体中が焼ける様な熱を帯びてくる。

「ナナちゃん・・・・・んっ・・・・」

上から覆い被さる様に、唇を重ね合わせられると。

「んぅ・・・・むむちゃ・・・・ん・・むぅあ・・・・」

我慢出来ないのは、私の方だった。

「あむっ・・・・ぷぁ・・・ぁん・・・ナナ・・・ちゃ・・」

夢夢ちゃんの首に腕を回し、自ら舌を絡め、口内へと乱暴に舌を押し込む。

「んちゅ・・・・むぁ・・・ぁ・・・むむちゃん・・・・」

口を離せば、お互いの唾液が糸を引く。お互いの行為によって起きる
全ての卑猥な音が、いまの私にはたまらなく心地良かった。

「むむちゃん・・・・・むむちゃん・・・むむちゃん・・・・」

彼女を求める声に満足したのか、口元をつり上げた夢夢ちゃんに抱き抱えられた。




535:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 22:26:29 vlz5CqyD
濡れ場きたああああああああああああああああああああ

536:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 22:29:50 nXZ/rUK0


「・・・・・・・・・・・くすくす」

私にもっと強さがあれば。きっと、夢夢ちゃんはこれ以上傷つかずに済んだのかもしれない。

甘え、依存し、一方的に求めた結果がこれなのだ。

夢夢ちゃんが正しい。夢夢ちゃんの言っている事に間違いは無い。

彼女に一切の疑問を持たず生きてきた。その私にとって、
この間違いに気付くのには、時間が足りなかったのかもしれない。
でも、そんな事は今更なのだと、身を持って実感する事になる。

救えなかった。約束を守れなかった。また、間違えてしまった。


私は、また、大切なものを、見失ってしまった。


これで終わりじゃない。まだ、何も終わってなんかいない。

次の日も。また、次の日も。その、次の次の日だって。


夢夢ちゃんは帰ってこなかった。


~To be continued~

537:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 22:33:33 nXZ/rUK0
これにて前編は終了となります。後編が出来上がり次第、
スレに方向しますので、気長に待っていてください。

質問がある方はどうぞ。お風呂入ってくるから、あれば書いといてね。

538:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 22:34:56 vlz5CqyD
って良い所で終わりかよおいいいいいいいい!!!!!!!!乙なんだぜ

539:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 22:43:35 vlz5CqyD
>>537乙だ 質問いくぜ
・トンガリ帽子は誰?
・栗色の髪した駅員はてっちゃん?
・ジャムちゃんは?
・惨殺死体は伏線?
・夢夢ちゃんは非処女?
・お風呂で一番最初にどこ洗う?
・最近したオナヌーはいつ?
・夏のボーナスいくらよ?
・エロ少なくね?
・おっぱいうp


540:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 23:21:15 nXZ/rUK0
>>539
上から順番に解答します。

ヒントを一つ。お姉ちゃんじゃないと当たらない。

正解。てっちゃんが大好きなので。

後編を読めばわかると思うけど、今はなんとも。

ノーコメント。

さあ? あんまり興味が無いので考えてません。

手。

覚えてません。

今年も満足のいく額を貰えたので満足。

そこは反省してます。ここはエロパロスレだもんね。ごめんなさい。

嫌です。


くだらない質問が多いってことは、あんたいつもの人でしょw

541:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 23:27:01 vlz5CqyD
>>540覚えてくれてるとは嬉しいぜ
当たらないって何だ?パチキャラか?お姉ちゃんってことは姉妹か・・・・・・
もっとヒントくれ!もしくは子供おっぱい!


542:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 23:31:47 nXZ/rUK0
夢夢「またヒントなのぉ? 少しは頭を使って考えればいいのにさぁ~」

ナナ「ヒントは、『木が気持ち悪い台』だよ」

夢夢「てことで、今夜はおしまいよ。じゃ、おやすみなさい童貞ちゃん☆」

543:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/09 23:40:27 vlz5CqyD
ちょwwwババァ寝るの早すぎだろwwwwwwww
長い時間ご苦労さん 乙だ
つーかステラ書いてくれよー俺もステラ読みたいんだけど

544:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/10 11:26:38 dC3dSpkP
>>アロエ氏
毎度毎度乙です。

545:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/10 19:53:53 9Jm9qR6t
147 名前: アロエ ◆N5ofkAac1A [sage] 投稿日: 2008/06/27(金) 19:18:36 ID:svcPbsur
>>145
最近は大人しくしてるよ。落ち着いてるっていうか、
なにか企んでそうで怖いかも・・・・。
おかげさまで、全然エッチはしてないよ。

151 名前: 名無しさん@秘密の花園 [sage] 投稿日: 2008/06/27(金) 20:00:11 ID:llk4mspk
お久しぶりですねアロエさん。全スレの755です
無事お姉ちゃんとキス出来ました!お姉ちゃんも女の子同士でのキスは経験なかったそうです
エッチはまだだけど……緊張します…
アロエさんは女の子同士のエッチには慣れてます?
これだけは覚えておけ的なアドバイス御願いします!

147 名前: アロエ ◆N5ofkAac1A [sage] 投稿日: 2008/06/27(金) 20:11:24 ID:svcPbsur
>>150
だーれがおばさんだコラwまだ20代だもん! だも~んねっ!!

>>151
ありゃりゃ、おめでとう。そしてこちらの世界へようこそ!!
アドバイスなんて、アタシにゃムリムリw
女の子エッチに慣れてるわけじゃないけど、結構あっさりしたものだよ。
私ゃやっぱり男じゃないと満足できないや!!
あははははははっ! あはっはは・・・・はっ・・・・・はぁ・・・・・・。

・・・・・だいぶご無沙汰でーっす・・・・。



これについてkwsk



546:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/10 22:42:52 YA4w8HjO
アロエ氏GJです。


粘着がいるからこのスレとコテ変えた方が平和かもね…

547:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/10 22:45:27 YA4w8HjO
×このスレと
○このスレと他のスレ

抜けた…orz

548:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/11 04:03:28 V6hk46dS
>>545これはエロい…………


549:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/11 15:42:47 /IS/BSEo
自分なりに考えたけど分からないのが多い

夢夢ちゃんの同僚?=?
夢夢ちゃんの後輩=?
係長=ガリベン君
課長=お釈迦様?
変態親父=アチャオ?
トンガリ帽子=ダイヤ
駅員=鉄ちゃん




続きが気になって8時間しか眠れません><

550:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/12 17:58:24 Pj0eWd2U
エロいらないからアロエには色々かいてほしいと
思ってるのは俺だけか?シスクエみたいなの頼む

551:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/13 17:02:02 EdFEKGFL
>>543
ステラはね、ほんと気が進まないの。ごめんなさい。

>>544
いえいえこちらこそ。毎度毎度、声援ありがとうございます。

>>546
ありがとうございます。実は、私もそうしようかなぁと思ってます。
変えるのも面倒ですからね。どうしよ・・・・。

>>549
あってるのもあれば、ハズレもありますね。
個人的に、ダイヤに気付いてもらえたことが嬉しいです!

>>550
エロパロスレですから。ほのぼの系とか、たまーにかいてますよ。
どの板に投下してくれるかは秘密です。察してね。



552:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/13 20:08:25 60B/bA5t
そんな事よりどうすればアロエのおっぱいが大きくなるか考えようぜ!

553:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/13 20:18:37 HrpFELvI
随分前だが、リオのすげえエロいフリーのゲームがあった。
マウス操作だけで後ろ向きリオのパンツ脱がしたり触ったり挿入したりと
かなり抜ける内容だった。今はリンク先が行方不明で保存してなかったのが悔やまれる。

554:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/13 20:51:09 1R/uG9p8
貼ってほしいなら貼ってほしいと言えよキモヲタwww

555:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/13 20:57:25 PtdK3PMO
ヤダ

556:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/13 20:59:03 1R/uG9p8
もう可哀相すぎて見てらんないから死ねよww

557:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/14 09:41:07 ib7RhPkp
厨臭いのが沸いてますねそうですね

558:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/14 18:35:48 lQYd2j8R
「はい、お風呂溜まったよ。ばんざーいして」
「ばんじゃーい!」
 両手を上げたアロエちゃんの上着をすかさず脱がすと、白い胸が露になります。
イカ腹体形が超絶プリチー。
「ズボンも脱ごうかー」
「んーん。アロエぬげるもん」
と、ごろんと座って、足を上げて自分でズボンを脱ぎ出します。
「わー。すごーい」
 これならおかあさんといっしょのパジャマのコーナーにも出れるでしょう。
幼女の着替えが見れるなんて素晴らしい番組です。
「ほーら。ぬいだー」
 クマちゃんパンツも脱いで、アロエちゃんすっぽんぽん! 裸体の擬似幼女完成です!
 その間に僕も裸になっています。股間で揺れるちんこをじーっと見つめ、
「えーい」
 一発パンチしてからアロエちゃんはだだっとお風呂に走っていきました。おおう。
「こら待てー。走ると危ないよ」
 殴られて揺れるちんこを押さえながら、僕も続きます。
 楽しい楽しいお風呂タイム。重畳。

「お湯かけるよー」
「うん。いいよー」
 シャンプーハットを頭に被り、ぎゅっと目をつぶるアロエちゃんの僕は優しくお湯をかけてあげます。そしてシャンプー。
ふわふわの甘い香りのアロエちゃんの髪。それがさらに甘ーくなるのです。
「はーい。お湯かけるよー」
 ずっと目を閉じたままのアロエちゃんにお湯をかけて髪の毛をキレイにしてやると、おそるおそるといった感じで目を開けます。
「つぎはアロエちゃんやるー!」
 アロエちゃんもシャンプーしたいようです。
「それじゃあ、こっちの髪の毛洗って」
と僕は、股間にシャンプーかけて差し出しました。ちょっと染みるけど。
「うん。ごしごし」
 金玉といっしょに陰毛をごしごしと洗うアロエちゃん。ちっちゃなちっちゃな幼手で。
 はー、気持ちええ。ごっつ気持ちええ。そこらのソープなんざ目じゃねえ。
「あーっ!」
 ごしごししていたアロエちゃんが目を真ん丸くして、
「おーっきくなったー!」
 おやおや。またちんこ棒がビンビンに勃起してますよ? いけないちんこさんです。
「アロエちゃんが気持ちよーくしてくれたから、ちんこさん大きくなっちゃった」
 嘘は言ってません。
「そっかー。きもちいいんだー」
「うん。気持ちいいから。もっとごしごしして」
「ごしごし」
 大きくなったちんこ棒を両手で包み、またアロエちゃんはごしごししてくれます。
 うおおおおぉぉぉぉっ! びっくんびっくんじゃああぁぁぁぁー!
「きゃー。わー」
 縦横無尽に暴れまわるちんこさんにアロエちゃんはビックリ! ごしごしする幼手を止めて見入ってしまいます。
「あ、アロエちゃん」
 僕はアロエちゃんを持ち上げて、膝の上に座らせました。勃起するちんこの上に。


559:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/14 18:40:53 lQYd2j8R
「はい、お風呂溜まったよ。ばんざーいして」

「お股できゅーとおちんちん挟んで。きゅーて」
「んー」
 言われるまま、アロエちゃんは小さな幼脚でちんこを挟んでしめつけました。
「ふおおおおっ!」
 ちんこにはっきりと割れ目の感触まで伝わってきます! ピンクの小さなちっちゃな幼筋。
それがちんこに触れているのです。割れ目もはっきりと感じるほどに。
「なんだよー」
 そしてアロエちゃんはぱしーんとちんこの先端を手で叩きました。
「ぬおおおおおっ!」
 一瞬にして僕の頭は真っ赤になり、アロエちゃんを乗せるちんこからドッと白濁液が迸り。
「きゃー」
 目を真ん丸くするアロエちゃんの前でピューと精液が飛んでいきました。

「はぁ、はぁ」

 射精してすっきりしたあとで、股間の泡をお湯で流すと、僕はアロエちゃんをマットの上に寝かせ、
「ほーら、アロエちゃん。今度はアロエちゃんのここをキレイにしようか」
と、僕はアロエちゃんの小さな股間に顔を近づけました。ピンクに彩られた小さなちっちゃな縦筋。
「脚開いて」
「んー」
 アロエちゃんは素直にお股を開いて、僕に見せてくれました。素直でとってもいい子です。
「それじゃあ、ぺろぺろするからねー」
 ぺろぺろ。僕の舌がアロエちゃんの縦筋に添って舐め上げていきます。
「やーん。くすぐったいよー」
 小刻みに震えるアロエちゃんを覆いかぶさるように抑え、
「我慢しなさい。キレイキレイしてあげるから」
と言って、またぺろぺろぺろーん。
「やーんぅ」
 くすぐったさに悶えるアロエちゃんに興奮しつつ、僕は一心に舐めました。
ミルクの味がする20歳の処女おまんこを。舐めればなめるほどミルクの味。
「ううぅんー。しっこでちゃうー」
 ぷるぷるとアロエちゃんの股間が揺れます。僕はがばっと持ち上げ、
「さ、さあ。だして。おしっこだして」
「んんふー」
 アロエちゃんの足がばたばたとばたつき、ついでしゃーと黄金のおしっこが出ました。
「はー」
 その黄金水シャワーを顔で浴び、僕は恍惚に浸ります。おしっこ。最高です。
「もう出た?」
「うん。でたよー」
 おしっこが終わると、ばたばた足をばたつかせるあゆちゃんを降ろし、僕はあらためてその股間を凝視します。




ふぅ……

560:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/15 16:50:52 Kvrg23iW
犯罪者予備軍乙

561:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/17 14:37:41 FffK0Vp4
>>アロエ氏
続きはいつ頃になりそうでつか
wktkしてまつ

562:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/18 03:52:03 R6CSHPlx
早くかけよ糞ビッチお前がかかないなら荒らすぞこら

563:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/18 10:52:28 R6CSHPlx
聞いてんのかおい

564:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/18 11:03:31 xvNuqK1k
早く書いて!

565:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/18 11:04:37 R6CSHPlx
ほら待ってる奴がいるんだからさっさとかけよビッチ

566:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/18 11:12:47 R6CSHPlx
わかってんだろ?自分が誰にでも股を開くビッチだって?あ?な?

567:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/18 11:23:26 OMYKUftL
きもいなお前

568:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/18 18:01:01 Ns7gu8UY
なんかしらんがさっさと書けよ臭くてブッサイクな豚女。
・・・に群がる昆虫男達。

569:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/18 19:38:36 GmuHRPxi
アロエリーナに相手されないからってうるさいやつらだなー

570:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/18 19:55:14 R6CSHPlx
相手してほしいのはアロエだろ?たまってんだろ?毎晩オナってんだろ?
相手してやるからさっさとまんまん写メ見せろ

571:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/18 21:04:07 GmuHRPxi
そろそろ自重しろ

572:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/19 18:46:30 nIxwLQyp
でておいでアロエリーナ
なにもしないからでておいで

573:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/20 10:53:12 /Szt4/fK
アロエにシスクエの質問していいんだよな?本スレでシカトされたからこっちで聞くぜ
右→左→中の押し順で右中断赤七から白男がボーナス確定て言ったんだけどなにこれ?
ずっと中押しやってたけどこれ右から押した方が楽しいなwwwww

574:はにゅ~ん ◆N5ofkAac1A
08/07/21 19:43:19 hqizV2z4
>>561
ごめんなさい・・・・実は、まだ全然手をつけません!
もう少しだけお待ちください。

>>573
はい。シスクエならあたしにお任せあれ!!
逆ハサミ派のあたしから言わせると、右中段赤からのリーチ目は
左中段or枠下に7が止まればリーチ目です。
左でボーナスを否定しても、中リールにズレ目が止まればリーチ目。
逆ハサミは楽しいよね! 中押しより、断然こっちを推します!!

でも、実はリーチ目が落ちない時がたまーにあるんですよね。
ボーナス成立後の子役非成立制御時の一部で出るんだけど、
ほんとたまーに出るんですよねー。あと考えられるのは
赤7成立後のスイカこぼし目の中段赤くらいかな。
ほんと逆ハサミは楽しいよねー。わかってくれる人が近くにいないから、
なんだかとっても嬉しいです!

575:563
08/07/21 19:52:44 Tu5tTJ91
>>574
おおお そうだったのか………ありがとう
つかはにゅ~んてなんだwwwwwwwwww

576:573
08/07/21 19:54:31 Tu5tTJ91
名前欄まちがえた

577:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 20:19:30 hqizV2z4
みなかったことにしてくださいw

578:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 20:24:41 Tu5tTJ91
>>577
出来ねぇよwwwww
そんな事より今何してるの?早く続き書いてよ^ ^

579:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 20:36:51 hqizV2z4
TVタックルみてます^^








・・・・・ごめんなさい。

580:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 20:50:01 Tu5tTJ91
いや別に謝らなくてもいいんだけどね。気長に待ってるから頑張れ
アロエリーナは政治討論とか好きなん?んんん?どうなんだい?

581:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 21:17:51 hqizV2z4
好きっていうか、あんまりテレビをみない人なんです。
だから何をみたらいいのかなーって。適当にみてるの。
普段、あんまり暇が出来ないからこういう時って何をすればいいのかわかんないんだよねー。

じゃあ続きかけよ! ってツッコミは無しねw
調子と気分が乗らなくて停滞中・・・・。

582:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 21:19:29 hqizV2z4
好きっていうか、あんまりテレビをみない人なんです。
だから何をみたらいいのかなーって。適当にみてるの。
普段、あんまり暇が出来ないからこういう時って何をすればいいのかわかんないんだよねー。

じゃあ続きかけよ! ってツッコミは無しねw
調子と気分が乗らなくて停滞中・・・・。

583:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 21:27:23 Tu5tTJ91
アレじゃね?気分転換するべきなんじゃね?














約束通り初心者向けのエロゲみつけてきたからやってみ^ ^

584:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 21:34:38 hqizV2z4
そんな約束をした覚えは、こちらにはありませんけど?
だれかと間違えてるんじゃないですか? んんん?

585:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 21:39:18 pRPVy4Oc
VIPでやれ

586:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 21:40:46 Tu5tTJ91
ちゃんと上の方に書いたろ?探してくるって^ ^
純愛系だから女でも安心して快適なプレイが出来るはず
準備はいいな?んんん?

587:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 21:41:43 Tu5tTJ91
>>585もやりたいんだろ?正直になれよ^ ^


588:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 21:44:07 IHlvJcFe
荒らしてイイ?キモいから。

589:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 21:44:15 hqizV2z4
おやすみ~。

590:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 21:47:10 Tu5tTJ91
>>588みたいなレスするつける厨房多いよなこの板wwwwwwww


591:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 21:48:39 Tu5tTJ91
>>589
うわ・・・・・・それは無いわ・・・・・・・・・・・・

592:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 22:03:03 IHlvJcFe
>>590
反応早いのはいいけどそんな短い文章ぐらいちゃんと書きなよ。
バカの証明のw連打はしっかりできてるのに。
お前の実物想像したら可哀相な気持ちになったよw

593:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 22:25:55 Tu5tTJ91
>>592で?wwwwwwwwwww


594:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 22:41:00 IHlvJcFe
イラッときたときの余裕の振りですね、わかります。

595:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 23:34:17 Tu5tTJ91
お前つまんね

596:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/21 23:36:42 vYmr6e8U
レイはそう言いながら、そのまま妻のアソコに顔を近付けアソコをべろべろと舐め始めました。マミヤは感じて
しまっているようで、時折「あっ」と声を出したり、体をビクッとさせながらもレイの愛撫から逃れようと、腰を
くねくねと左右にひねっています。その姿に余計興奮したのか、レイは「もう、だめだっ」と言うと、自分の
パンツを下ろし、ちょっと小さめで包茎ですが、はち切れんばかりに勃起しているペニスを取り出しました。

その、皮に包まれたペニスを握り、マミヤの少し黒ずんだアソコの入口に先っぽをあてがっています。
ニヤニヤしながら妻の中から溢れ出ている愛液をクチャクチャと何度も塗り付けた後、ゆっくりと挿入して
いきました。

レイ「うわぁぁ、あぁ、気持ちえぇぇ-」
ユダ「だろー?、早くしろよー」
レイ「あんっ、いや、ちょ、ちょっとー、レイくん!な、何してんのー」
レイ「わ、技だよ、技かけてるんだって、ごめんな、す、すぐ終わるからガマンしてー」

そしてレイはゆっくりと腰をストロークさせました。相当気持ちいいらしく、レイは腰をパンパン打ち付け
ながら、顔を上に上げてヘラヘラとよだれを垂らしています。
マミヤも感じているのを必死にこらえているようですが、声が出てしまっています。

597:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/22 02:36:12 HLvxww5K
>>Tu5tTJ91
エロゲ童貞野郎よ、お前アロエスレでもたててそこでやってくれ。
アロエもな。
粘着だから迷惑なんだよ。

598:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/22 06:23:50 Ty9UySHA
アロエは黙って作品投下してりゃいいんだよボケが

599:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/22 07:47:21 y4pnZplO
それはちょっと言いすぎだろ。でも、アロエもあんまり自分の事書かない方が、いいんじゃね? なんか荒れるし

600:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/22 11:33:54 Ty9UySHA
元の原因は糞ビッチにあるのは明白
よってこのスレを追放すべき
さっさと隔離スレに帰ってほしい。お前らもそう思うだろ?

601:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/22 12:04:04 HLvxww5K
お前も追放されるべきだろうが
頼むから荒らすな

602:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/22 12:58:03 T0e96ORS
アロエさんへ

純粋にあなたの文章のファンです。投稿はずーーーっと待っております。
ただキモオタ童貞との馴れ合いはしかるべきスレッドで…

603:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/22 16:37:23 BBRCBkH9
>>601
正直俺もやり過ぎたとは思う。反省はする
だけどここは何のスレだ?そこをもっと理解してほしい
俺もアロエのSSが好きだ。でもキモい馴れ合いは目障りなわけ
さっさと書け糞ビッチ


604:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/23 00:36:17 hNECRXbo
あーあ、さすがに人間出来てそうなアロエもブチ切れるわなぁ…

605:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/23 02:26:51 9AmApdpE
  (;゚д゚) アロエタソ、シコシコ・・・ウッ
 _(ヽηノ_ 
    ヽヽ 

606:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/23 09:27:14 hNY5GUrX
>>603
>>602みたいな書き方すりゃいいじゃん。
なんで荒れるニュアンスで言うんだか。
しかもまだ言うか…反省してねえしwwwwww

607:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/23 13:04:02 9AmApdpE
  ( ゚д゚ ) アロエタソ、シコシコ・・・ウッ
 _(ヽηノ_ 
    ヽヽ 

608:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/23 21:41:10 hNY5GUrX
>>604
し、正直、人間できてたらこんなに空気嫁ないとは思わんのだが…

609:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/23 21:55:15 7XonSZF8
>>608
わざと空気読めないキャラ演じてるだけだろ
たまに実況板とかニュー速で見かけるけど鋭いレスが多いし
ここまでふざけてるアロエを見たのはここが始めてだな。執筆ガンガレ


610:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/23 22:10:07 hNY5GUrX
>>609
いや…空気嫁てたら童貞エロゲと下らんやりとりせずにスルーするだろって事だよ…

自分も執筆はかなり応援してるしな

611:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/24 02:13:01 0WzoOcci
今思ったんだが、アロエってエロア(ニメ)を逆からもじった隠喩なのかな?
彼女のインテリ具合からすると、あながち…80年代のロックバンドのすかんちみたいにさ。

612:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/24 09:35:20 aLtqLD5y
本人いないのに……ここには勝手で失礼な奴しかいないな………
アロエ氏もう来ないんじゃない?お前ら自重しろ

613:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/24 09:48:58 c7unPtJu
じゃあアロエとヲタ貞のやりとりが延々と続くのは勝手で失礼じゃないのか?
前にも言われてるのに同じ事を繰り返すからみんな直接言い出したんだろ。

614:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/24 09:50:46 aLtqLD5y
もうわかってんだろ。だから自重しろって言ってんだよボケ

615:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/24 11:20:30 c7unPtJu
>>609みたいなやつもいるわけで。
わかってるか甚だ疑問。

ボケとか言うなよ。な。

616:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/24 13:13:52 aLtqLD5y
ボケて言ってごめん。でもお前からアロエに対する悪意を感じたから

617:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/24 14:49:11 XF7OpxJ2
もういい加減引っ張るのやめたら?
俺に言わせれば騒いでるあんたらもキモい

618:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/24 21:21:26 c7unPtJu
>>616
悪意あったらもっと嫌な言い方するよ

>>617
そうね。すまんかった


まあみんなアロエ氏の投下を楽しみにしてるわけで…
まってます

619:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/24 22:59:02 aLtqLD5y
↓丸く治まった所でアロエ光臨

620:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/25 01:36:03 z5kiSSyk
>>249のイチゴの続きはまだか?

621:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/25 03:49:03 2h0maDdp
>>620
面倒なので続きは書きません

622:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/25 07:01:58 l7B13VbN
何だこのスレは、おっぱいうpとか
豚だとか、なんだか凄い事になってるな

アロエって人が神状態なのか

623:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/25 14:49:40 bdzMxO06
見た目は子供!
頭脳も子供!
それが!迷作者アロエリーナ!





続きまだぁ






624:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/26 16:50:39 HGsARxJN
だれかかいてはやく

625:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/26 21:36:26 5h+L0P8D
>>アロエ氏
投下はいつ頃になりそうでつか?

626:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/26 22:19:45 Y3eJkNTy
「でつか?」


じゃねーよキモブタww

627:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/27 03:39:06 nA3xjN7w
そうでつか

628:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/27 03:48:28 qW1nuMms
ポアダポアダポア
ポアダポアダポア
ポアダポアダポア

629:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/27 15:17:14 nA3xjN7w
アロエって人しか投下してないみたいだけど
俺も投下していいんだよね?

630:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/27 18:35:55 5KjdXvqL
もちろん。で、お題は?

631:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/27 18:40:12 Jqi6CiE0
>>628
ダイスケはん乙

632:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/27 18:53:54 1cQa+ASM
お題「お前らほど気持ち悪くて可哀相な奴らはそうはいない件について」

633:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/28 12:00:02 sw7g/5P+
>>630
リオとミント物を書いた。
20レス分くらいあるから誰か支援してくれない?連投規制くらうの嫌だから

634:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/28 13:59:33 Vv+IFVE7
今バイオ打ってなきゃなぁ(´・ω・` )
投下楽しみにしてまつ

635:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/28 20:30:00 sw7g/5P+
明日の夜にでも投下しようと思うけどどう?

636:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/29 05:39:23 WE55eOhy
私は一向に構わんッッ

637:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/29 09:43:12 QBN7haYM
支援ならエロゲ廃人の俺に任せな^ ^

638:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/29 10:47:48 6OvtkBGi
( ゚д゚)ポッカーン・・・・・・

639:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/30 03:50:14 mTBXsSTQ
嘘か

640:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/31 20:37:29 1u4xDwNF
>>アロエ氏
近況はどうですか?最近顔を出されてないみたいなので心配です…

641:名無しさん@お腹いっぱい。
08/07/31 22:39:04 FkxQK0CK
散々アロエ叩いといて今更それかよ・・・・・・もう来ないんじゃない

642:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/01 01:39:01 jZw3fURN
叩くとかまた荒れるからやめろヴォケ

643:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/01 03:27:32 kJVQ+kiR
アホが何人か騒いでただけだろ。アロエは来る
来なかったら俺が変わりに書いてやるぜ

644:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/01 21:19:26 rPmZ5fEO
110 名前: アロエ ◆N5ofkAac1A [sage] 投稿日: 2008/08/01(金) 1325:36 ID:lBnk1Mup
じゃ、さっさとその民度の低い輩をどうにかしてくれない?
お願いね。高学歴さん。出来るんでしょ?

111 名前: 名無しさん@九周年 [sage] 投稿日: 2008/08/01(金) 13:30:11 ID:j1bl77lz
アロエなんだかこわいよアロエ







遊んでる暇があるなら早く書いて欲しい件


645:蛾卍畄 ◆T.uDLKsL1I
08/08/04 08:52:02 V3jEgvYZ
男は黙って保守

646:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/05 07:39:15 3Vk8WkUa
アロエ氏、続きまだでつか(´・ω・` )
ずっと楽しみに待ってます

647:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/05 08:08:07 nPzGr6S8
待ってる人がいるんだ。少しくらい顔だしなよ

648:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/05 13:57:51 CbfSeEnE
忙しいんじゃねぇの?
客のちんぽしゃぶって金貰えるんだから楽な商売だよな

649:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/07 21:04:50 m4RCkVEO
あらためて読んだらシスクエが神すぎてちんこ起った

650:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/08 03:48:38 qLxk98y6
たしかにシスクエは良かった
パワフルも良いが、どうもあの緊張感のない世界観にアロエの話は合わん気がする
別に叩いてるわけじゃないぜ?

651:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/09 06:33:58 ve3OO/Cc
あの世界観にあの話がいいんジャマイカ

だから続きが気になり過ぎるorz

652:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/09 08:19:15 kKtsyuk1
だよなー
だらしない夢夢ちゃん可愛すぎる(*´Д`)´`ァ´`ァ
ジャムちゃんがどうでるか楽しみだぜ

653:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/09 08:38:11 DT+VWIWv
妙に人間臭い所がイイ!!未完結でおわりませんように

654:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/10 10:26:27 zzDtvGDp
アロエの名前の由来ってQMAからとったの?
アロエちゃん大好きだお(^ω^)

655:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/10 18:28:05 B3z/fB3l
こんなに呼びかけても出てこないんだ。もうこないんだろうな

656:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/10 23:37:47 rAaWcVr/
書き上げたら出てくることを皆願っているはずだお

657:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/11 09:54:28 nihm95IZ
だおだお(^ω^)

658:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/15 21:56:53 PniHDGVF
hosyu

659:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/16 21:25:00 ucarqGAF
もしかして規制中?

660:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/19 08:47:19 69kTO9KG
アロエ様
後生ですから続きをお願いします
未完成でしたら何割くらい執筆されたかお教え頂ければと思います
本当にお願いします

661: ◆N5ofkAac1A
08/08/19 10:13:22 5UU1ukgP
長い間放置してごめんなさい。先に言っておきますが、私は逃亡なんてしません。
書いたからには責任を持って終わらせたい。そう思ってます。


と、いうより実はもう書き上げちゃってるんです。
投下出来ない理由は、時間が無いこと。この一点です。思っていたよりも
量が多く、投下時間が規制も考えれば2時間以上は確実に掛かると思われます。
最近、色々とばたばたしてますので時間が割けないんです。

何日からと明確な目処は立てませんが、近い内に投下しにきますね。

あと、待ってる方々がいてくれてすごく嬉しいです。ありがとう。
では、また来ます。

662:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/19 14:03:42 bkh72/UQ
アロエちゃまきたああああああああああああああ
愛してる愛してるああああああああああああああああああああ







無理はしないでくださいね

663:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/20 04:19:37 r739q6WY
>>661
期待してまつ><

664:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/24 10:11:14 OjV78U4/
今夜8時くらいから投下しますが、誰か支援を頼めませんか?

665:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/24 14:14:55 L2OMudCb
支援ノ

666:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/24 20:21:11 RSjX1a6i
まだか=

667:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/24 20:30:29 OjV78U4/
つりでした

668:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/24 21:43:32 RSjX1a6i
もう嫌だ頼むから早くきてアロエ氏

669:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/28 04:20:49 LdazZJTX
リングにかけろー

670:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/29 01:45:50 0Zzj5Qs9
菊ねえちゃんえろいよ菊ねえちゃん

671:名無しさん@お腹いっぱい。
08/08/29 09:26:14 +mhl1wEy
やっと追いついた

>>アロエ氏
自治厨なんて気にしないでいいよ

672:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/01 13:04:31 xxVcPP6B
アロエ氏が来るまでの繋ぎに吉宗の短編書こうと思うけどどうよ?

673:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/01 23:54:37 4Ix/hj7j
>>672
それは是非おながいします

チビ姫×姫が好きな自分は異端ですかそうですか

674:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/02 13:58:30 uy9ybc/B
どう考えても吉宗×くの一です

675:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/06 04:24:11 S+cW6mwn
2027の愛レイプもの希望

676:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/06 11:36:29 E8xe3Pca
ステラ純愛物希望

677:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/06 21:54:26 +Up9qxvK
>>672
マダァー(´Д`)

678:672 ◆I7Y9vY/o7o
08/09/07 04:20:32 5tJDsCDt
いつものごとく釣りでした

679:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/07 21:45:36 R+Yp8ngI
>>I7Y9vY/o7o
知ってるw
吉宗じゃなくてもよいからなんか投下してよー

680: ◆I7Y9vY/o7o
08/09/08 09:33:55 LLbgdpoK
しゃーねぇなーじゃあ3日時間をくれ

681:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/08 14:44:03 05iO59xB
アロエの中の人は藤沢カミヤ氏とお見受けしました

682:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/08 21:39:12 6uKNuWo3
>>680
次釣ったら漢じゃないからなw
期待あげ

683:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/10 14:11:07 mvCDcZ8j
いよいよ明日に迫りました

684: ◆I7Y9vY/o7o
08/09/12 15:21:55 vCPKDk1I
別に釣ってるわけじゃないぜ?良い作品を作るためにじっくりやってるだけだ

685:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/12 22:17:26 EMk9T8dU
仕方ないから待ってる(´3`)
途中経過教えれ

686: ◆I7Y9vY/o7o
08/09/13 04:14:36 IaFb8Bnc
まずカップリングが思い浮かばん

687:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/13 21:42:45 C9pkkro8
好きなスロは?
したらカップリング指定するから書いてw

688:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 09:11:43 eYwqeT04
ペガサス、じぇろにもん、島娘、ドラゴンクロス、ゲッターマウスだな
5号機ならアクビと楽シーサー

689:コピペ
08/09/14 14:34:39 PN3WuVxq
 初秋の日。遅れて来た熱帯夜。
古く狭いワンルームの借家で、一つの布団に二人が入り横になっている。
姉と弟は互いに背を向け、外から届く鈴虫の鳴き声を聞いて気を落ち着かせていた。
「りゅー、起きてるか?」
「うん……」
背中は向けたまま、壁に言葉を掛ける様に呟き合う。
明日は東京チャンピオン大会。田舎から出て来た菊と竜児の姉弟にとって初めての大舞台。
緊張と興奮で、二人とも眠れずに居るのだ。
「大丈夫だっちゃ竜児。お前のストレートは世界一だ」
「でも姉ちゃん。剣崎には……」
「自信……ないっちゃか?」
「ない。とは言わないけど、勝てる様に頑張るだけだよ」
「なら、ここで自信をつけろ」
台詞終わりに菊が身体を竜児に向け直し、その背に胸を押し当てて手を腹部へと回す。
「ねぇ、ちゃん?」
竜児の驚きを他所に、菊の手は腹部から少しずつ下がって行く。
「りゅー……女の子とした事ないんだろ? 自信を着けさせてやるから、ここで姉ちゃんを抱け」


690:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/14 18:55:22 sMWJvogL
シスクエが一番すきです

691: ◆N5ofkAac1A
08/09/15 07:51:37 Np3IRDi5
流れを切って申し訳ないんですが、月末には投下出来そうなので予告しておきますね。

692:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/15 14:24:48 +eXw4iCy
>>691
ようやく来たか・・・・・・楽しみにしてるぜ

693:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 09:54:27 6GG1vQED
>>688
そりゃカップリング思いつかんなwww

ゲッターマウスと島娘のコラボでひとつよろしく

694: ◆I7Y9vY/o7o
08/09/16 16:00:08 Pdv0c843
沖スロ以外触ったことないからな俺は。好きな沖スロはビッグシオジェンヌ

695: ◆I7Y9vY/o7o
08/09/16 16:01:04 Pdv0c843
忘れてた







>>691
待ってたよハニー

696:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/16 23:58:44 9CErfkIQ
なぜエロパロ板でやらんの?

697:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/17 04:14:07 FCfBPwM9
知らんがな

698:◇N5ofkAac1A
08/09/18 13:16:55 MaeTixMe
皆さんを待たせて悪いので今度私のエッチな写真をうpしますね

699:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/19 12:31:25 jgmWhsWK
>>アロエ
仕事で忙しいのか?男に股開いて忙しいならぶっコロ助だぞ☆

700:ササクレ ◆ajvovvGIEs
08/09/24 02:44:27 J3Chc8ND
(・⊥・)))) スルリスルリスルリ

701:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/26 16:11:58 2AkB6+hj
おお負け

702:名無しさん@お腹いっぱい。
08/09/26 16:14:25 60KKI+TF
君達って童貞?

703:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/01 02:19:34 JoRb2JSH
月末が過ぎたわけだが

704:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/01 14:09:07 XMZrB9Ni
アロエちゃんに裏切られておじさん悲しいです

705:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/01 21:37:52 QuB3GD1g
シスクエスレにあったから多分シスクエ関係だと思う。
これでも見て落ち着け。

URLリンク(up2.viploader.net)

706:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/01 21:51:59 UM+KnjIE
グロ注意

707:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/02 05:07:44 NYf6rZD/
グロ…なのか

708:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/02 13:42:40 GGGSb4Wd
シスクエ関係なくね?つかsageろクズ共

709:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/03 00:01:39 nVKOhKLE
ちょっと髪が青みがかったステラお姉ちゃんかもしれん。

710:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/03 07:53:53 MAVzqFaG
なるほど。
それを聞いてボッキした。

711:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/03 15:42:18 oPQt5G3M
早くステラかいてよアロエリーナ

712: ◆N5ofkAac1A
08/10/06 14:39:58 a5ogGxTr
遅れちゃいました。本当に申し訳ないです・・・・・。今度こそ、投下したいと思うんですが、
長時間の暇が無いのでなかなかパソコンに座れません。見ている人が少ないのは承知の上で、
まったりと投下していきたいと思ってます。大体、一日一時間弱くらいになるのかな?

結構な量なので終了までに数週間を要するかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。

713:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/06 23:03:42 y/hXEbZs
サクラのおまんこ ★★★★←勝ち気でボーイッシュなサクラは、おまんこの手入れもあまりしていなく陰毛が意外に濃そう…尿臭がして嗅ぎごたえのあるおまんこ。
イチゴのおまんこ ★★★★←姉の性格と正反対で、おまんこの手入れは毎日欠かさない…陰毛は薄く、肉びらは薄ピンクでいい匂いがする。是非嗅ぎたい…
ショコラのおまんこ ★★★←ロリ巨乳。頭ぬくぬくで、「まんまん見せて♪」って言ったらすぐに見せてくれそう。肉付きマンで舐めごたえがある。
キャンディー ★←おっぱオバケ
ザクロのおまんこ ★★★★←サクラやイチゴに次ぐおまんこ。ルーズソックスとパンティの薫りを堪能しつつ肝心のおまんこもクンカクンカしておきたい。
パイのおまんこ ★★★★←拳法少女で特訓の後のおまんこの薫りは秀逸。パンティを脱がしたときのムワっとした汗と女の子臭にオシッコの臭いのコラボは絶品!!
マティーニのおまんこ ★←売女に興味茄子(´,_ゝ`)いろんな性病持ってそう
レモンのおまんこ ★★←母性漂うおまんこ。手コキされて眼鏡にぶっかけたい…
マロンのおまんこ ★★★★★←来ましたwwwハーレムエース最強のおまんこ。一緒にお風呂に入りたい…。立ち姿のまま、ぱんつを下ろして現れるワレメをゆっくりと堪能したい。そのまま舌を這わせてナメナメしたい。
アプリコットのおまんこ ★★★★★←マロンに次ぐ最強おまんこ。褐色の肌とは裏腹に、おまんまんは綺麗なサーモンピンク。尿臭するがそれがいい!「頭が高~い!馬鹿チンコ!」と罵られながら足コキされたい。


714:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/06 23:23:04 p26YkD9R
オイチョイ自重

715:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/07 04:10:57 mIeUyOIo
アロエちゃん頑張れ

716:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/07 13:37:03 qf15z8J+
パチ・スロキャラでエロパロ
スレリンク(eroparo板)


717:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/08 14:15:06 5HbzCJdc
まだー?

718:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/10 09:51:44 Ug0+enmn
>>アロエ氏
このスレ埋めてからあっちに来て

719:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/17 03:42:12 5CajSV4e
保守

720:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/22 04:17:37 RK3PbSnA
まだなのか……

721:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/22 15:46:02 tYx98UxS
まだー?

722: ◆N5ofkAac1A
08/10/23 08:36:46 Z1YYGS8Q
申し訳ないとしか言い様がないです・・・・・。
うぉっこりゃいかん! みたいなカンジなんですいま。

PC規制が解けないみたいなんで携帯からの投下になります。全然慣れてないので、時間が掛かると思われますが、
せこせことやっていきたいと思います。

では、お待たせしました。時間が無いので少ないですが、投下を始めたいと思います。


723: ◆N5ofkAac1A
08/10/23 08:43:21 Z1YYGS8Q
『うまれて・・・・・・な・・・・・・よかった・・・』

遠い昔。過去、深く胸に刻まれたある記憶が、ぼんやりと蘇る。

『おかあ・・・・さん・・・・・』

神の芸術と呼ばれた人間の脳。人間にのみ許された理性という名の抑制力により、人は幾度となく思い知らされてきた。
『罪』や『過ち』、『失敗』をする恐ろしさ。
それを知る事で、知識・感情・意志の働きのもとである、『人の心』を、人は高められると。

『いきてる・・それが・・どんなに・・・・・・・』


ふと、ある言葉が頭を過ぎる。

『・・・・よわい・・・から・・・いっしょ・・・・わるくない・・・・なにも・・・』

この言葉で私の全てが救われた。ずっと、そう思ってきた。

『でも・・・・・・』



724: ◆N5ofkAac1A
08/10/23 08:52:02 Z1YYGS8Q
ある疑問が浮かぶ。過去、理解に苦しんだ表現、またはその逆があるとして、
今現在の自分はそれについて一体、どのような解釈をするのだろうか。

それはその時の心理状態や価値観によって一変してしまう程に軽いものなのかもしれない。
またはどんなに虐げられようと、決して折れる事のない強固な意思なのかもしれない。

それを確認する術は知っている。ただ、それを実行する勇気が私には足りなかった。

弱気な心の怯えは全身に伝染し、全てを忘れようと本能的に殻に閉じ籠る。

信じて疑わなかった。

疑う必要なんてなかった。

私には、何もなかった。

からっぽの自分。

それを虚しいと思った事は一度だってない。たとえ自分の中に何もなくったって、それを不幸だとも思わない。

『だって、わたしにはおねぇちゃんがいるから・・・・・・』

むしろ幸せなくらいだ。まるで夢をみている様な、そんな充実した日々を私なりに送ってきた。

時間を惜しむ必要なんてない。

今日が終われば明日が来る。明日が終われば、また次の明日が来る。それが終わったってまだまだ続く。

根拠の無い自信だと思われようと構わない。だって、これが私の幸せなんだから。



725: ◆N5ofkAac1A
08/10/23 08:56:33 Z1YYGS8Q
私が何を言いたいのかよくわからない人もいるでしょう。
なのでここで一つ、ある前提を踏まえた上での例え話をしてみようと思います。

その前提とは、とても簡潔なもの。

人の『区別』や『判断』といった概念は人間の持つ『常識』を除き、非常に曖昧である。

では、これから私のする質問に答えてください。

『どうして、あなたは靴を履いているんですか?』

この言葉の意味。あなたはそれを理解出来るでしょうか。

十人十色。それぞれ、バラバラの個性を持ったが男女が集まったとしても、
答えは誰しもが予想のつく範囲内に限定出来るものと思われます。

『足を汚さないため』
『怪我を防ぐため』
『不便無く動くため』
『お洒落をするため』
『それが普通。当たり前だから』


概ね、上のような解答をした方が多いのではないでしょうか。

ただ、聞いた側と答える側、お互いにその真意を知る事は決して簡単ではありません。

文化の違いや宗教的思想によって生じる価値観のズレ、それが大きく影響する場合もあります。

ただ、今回の『なぜ靴を履くのか』のような簡単な質問ならば、
その質問にある細かい内容の概念が存在しないなどの例外を除き、その意味は容易に伺える。違いありません。


726: ◆N5ofkAac1A
08/10/23 08:59:04 Z1YYGS8Q



では、今度はある少女に同じ質問をしてみたいと思います。

『どうしてキミは靴を履いているの?』


断言します。その少女は、満面の笑みを浮かべながらこう答えるでしょう。


『ムムちゃんがはきなさいっていったから!』



727: ◆N5ofkAac1A
08/10/23 09:04:41 Z1YYGS8Q
『追求』する事を『知らない』少女には、少し難しい質問だったのかもしれません。

『どうして夢夢ちゃんが言ったから履いているの? ほら、周りを見て。靴を履いているのは、キミだけだよ』

『・・・・・ぇ? ・・・・っと・・・・・???』

何故、どうして。『理由』を『知らない』少女に答える事は出来ません。

『ぐすっ・・・・はきなさいっていったんだもん・・・・・ムムちゃんがいったんだもん・・・!』

あなたもわかりましたか?

『夢夢ちゃんが言ったから』

この短い言葉に込められた、少女の強い思いが。

この少女にとって、どんな物事に対しても先ず『ある絶対の前提』が存在しています。

それが幸か不幸か、今はその判断を下すべき時ではありません。もう、手遅れですから。

絶対に絶対。覆る事のない絶対的な存在を、もし、疑ってしまったら。

どんな小さなきっかけでもいい。どんな勘違いからでもいい。もし、彼女を疑ってしまったら。

今、やるべき事。

知らない事がどれだけの罪か。それを知った、教えてもらった私のとる行動は既に決まっています。


私は知りたい。知る事で、絶対の存在である彼女に、少しでも近付けるのならば。



728: ◆N5ofkAac1A
08/10/23 09:09:52 Z1YYGS8Q
この物語の始発点。そこへ辿り着くためには、全員が同じ方向に向き直さなければなりません。

たとえ進む先が違おうとも。最後に行き着く先が同じであろうと。

まだ終わってない。何も終わってなんかいない。

だって、まだ何も始まっていないのだから。

もう一度だけ。あと、一度だけ。

疑う事の強さ。それを忘れないために。



『人の強さ。それは一つに収まりはしない、無数の灯。
 明確な数なんて私にはわからない。あるとすれば、世に生きる人の数だけ・・・・あるのかもね』




ここから始まるのは私を救ってくれた二人の少女の物語。





729: ◆N5ofkAac1A
08/10/23 09:13:22 Z1YYGS8Q



汚れを知らない真っ白な少女。無垢な笑顔の下に秘めた想いは儚く暗い。


世界を知らない白は何色にも染まりやすかった。


世界がこわいと思った。だから一緒にいたかった。


隣りにいて。失いたくない。私は一人じゃ何も出来ないから。


本当の白である彼女が最後に求めた色。彼女の瞳に映るは世の真理。



純粋な黒に染まった真っ黒な少女。流した涙の数はもう覚えていない。


少女は言った。
信じられるのは自分だけ。私はただ、いつかは誰もが気付く事に少しだけ早く気付いただけ。


裏切られるのはもう慣れた。でも、何度繰り返そうとこの胸の痛みに慣れはしない。


恐れていた。傷つく事を。だから全てを変えてやるんだ。誰よりも強くなる事で。

真っ黒な少女の心は瞳を濁らせ、世界をも歪めてしまう。澱んだ月の滴が割った音色に酔い痴れながら。






730:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/24 15:08:09 lsuGHOvL
待ってたよー
頑張ってー

731:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/24 19:58:03 Xju+sD91
お帰り。待った甲斐があったぜwwww
気兼ねなくやってくれぃ

732: ◆N5ofkAac1A
08/10/25 08:53:51 SamqvCQe
>>730
いやー、お待たせしてすいませんでした。まだまだ先は長いので根気よくいきましょ。

>>731
そう言ってくださると嬉しいです。今日も数レスで終わりますので悪しからず^^


では、続きをどうぞ。

733: ◆N5ofkAac1A
08/10/25 08:56:35 SamqvCQe






第1章 こどな ~ a grow up ~







734: ◆N5ofkAac1A
08/10/25 09:00:22 SamqvCQe


雲一つ無い青空。

まさに晴天と呼ぶに相応しい空から大地へと降り注ぐ強い日差しによって、肌を焼かれるような熱が全身を襲う。

「っつぅ・・・・・」

砂埃の舞う広い校庭の脇に佇む一本の大きな大木。
鬱陶しい暑さを避けるためにそこを目指し、ゆらゆらとそよぐ風に流される様な足取りで歩を進めた。

「・・・おっ」

反射的に口が開き、小さな声が上がる。
同じ目的でここへ来たのであろうか、目指した木陰には思いもしない先客がいたのだから。

「・・・・・・・・・・・・・」

その先客はぺたりと地に膝をつき、吹き抜ける心地良い風に身を任せていた。
小さな体を左右に揺らし、だらしなく半開きにされた口が目立つ物思いにふけった様子でだ。

「んしょ・・・・っついっついっと・・・・・」

意図的に先客の隣りへと腰を降ろし、パタパタと襟元を扇ぐ。
そよ風程度の強さだったが、ひんやりとした風を感じる瞬間が気持ち良かった。



735: ◆N5ofkAac1A
08/10/25 09:02:39 SamqvCQe
「ぢぃぃ・・・やってらんないよねー・・・・・・」

チラリと、横目で隣りに座る先客に目を向けた。

「・・・・・うん」

この暑さに滅入ってしまったのだろうか。気のない返事を返されただけで終わってしまった。

「あ"ーー! あ"っーち"ーーー!」

「・・・・・・うん」

相槌を打つだけの素っ気ない態度を取られ気分を害される。

正直、つまらない。

「はぁ・・・・・」

こちらの気を知ってから知らずか、先客は相変わらず上の空といった様子だった。

「あっちぃあっちぃ・・・・はぁーあ・・・・・・」

「・・・・・・うん」

意地になってまで気を引こうとする私の姿は、端から見れば滑稽に写ったと思う。
多少幼稚ではあるものの、それ以上に彼女の愁いを含んだ瞳が気掛かりになったからでもあった。



736: ◆N5ofkAac1A
08/10/25 09:05:29 SamqvCQe
「あっついねぇ・・・!!」

もう自棄だと言わんばかりにバタバタと勢いよく襟を扇ぐ。

これでは涼を感じるどころか無駄に体力を奪うってしまうだけだと自分でもわかってはいる。

「あっ! ついねぇ!!」

段々と腕が重くなっていく感覚は気のせいではない。まだじんわりとだが、軽い息苦しさまで覚え始めていた。

「・・・・・・うん」

「くうぅぅぅ!!」

その瞬間、ぷちっと。私の中の何かが音を立てて切れてしまった。

「い、いいかげんにしろーーーーッッ!!!」

「・・・・・うん」

「ちぇ・・・・つまんないのー」

あっさりと私が折れてしまったため決着はついたのだが。

「はぁ・・・・・・・・あ、あついなあ・・・・・」

「・・・・・うん」

明らかに彼女の様子はおかしかった。あんなに大きな瞳に映った私がまるで見えていないかのように。

「ねぇ、どうしちゃったのよーナナぁ・・・・」

ナナ「・・・・・・うん」

「だーめだこりゃ」

もはや、今の彼女は私の手に負える状態ではなかった。



737: ◆N5ofkAac1A
08/10/25 09:07:48 SamqvCQe
「おーい、ご飯食べよー」

ナナ「・・・・・・うん」

「おーい、移動教室だよー」

ナナ「・・・・・・うん」

「おーい、でっかい耳垢取れたぞー」

ナナ「・・・・・・うん」

「おーい、生きてっかー」

ナナ「・・・・・・うん」

「ばーか」

ナナ「・・・・ダイアよりマシだもん」

「な・・・・ッ!!」


一部例外は除くとして、誰の目から見ても彼女に起きた変化は明らかだった。

「ねぇねぇ、どうしたのよ。ぼーっとしちゃってさ」

ナナ「・・・・・・うん」

「けっ、他の反応くらいしてよ・・・・」

元々、ナナはどこか気の抜けた印象を持ってはいた。が、これは異様な光景である。
普段からぼんやりとしている彼女も、連れがいればその様子は変わるからだ。
どちらかと言えば、その場合だと騒がしい部類にすら入る。

「そうやってぼーっとしてると、ぼーっとオバケがきちゃうぞ~!!」

ナナ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ナナ「・・・・・うん」

「~~~~~~!!」

ナナ「わっ! どど、どうしたのダイア?!」

涙が効いたのか、それとも地団太が効いたのか。彼女の意識はハッと我に帰った様子だった。



738: ◆N5ofkAac1A
08/10/25 09:09:29 SamqvCQe
ナナ「だ、大丈夫? 何かイヤなことでもあった・・・?」

「今、むしょうにバカヤローって叫びたい気分」

ナナ「じゃあその時になったら呼んで。私も手伝うから」

「・・・・・!!」

天然のお人好しボケに対するツッコミの言葉が下から大量に溢れ返る。
それがダムのように喉元を塞き止め、声にならない声があがってしまった。

ナナ「なんだか顔が赤い・・・・・あ、お薬あるから用意するね」

「ち、ちがう! ちがうから・・・・って、おい!」

制止の言葉をまったく意に介さず、彼女は机に下げられたバッグに手をかけガサガサとその中を探り始める。

ナナ「んっと、これかな。はい、どうぞ。これで頭痛は治まるからね」

やがてバッグから取り出したお目当ての小さな透明の容器を取り出し、彼女はこちらに片手を差し出した。
その手の上には、透明の容器から出したであろうカプセル錠の物が二つちょこんと転がっている。



739: ◆N5ofkAac1A
08/10/25 09:11:41 SamqvCQe
「う、うん。ありがと・・・・・もらっとく」

いつもこうだ。困っている人を見過ごせない、究極のお節介バカ。

ナナ「どうしたの? あ、もしかして頭は痛くないのかな・・・・・ん。
   じゃあこっち。これはね、胸のもやもやが取れるんだよ。へへ、しばらくしたら眠くなるんだ~」

人間性なのだろうか。どんなに自分が辛い状況であろうとも、優先順位は必ず不動。
それも相手の意思に関係無く、更に誰であろうと見境無く、だ。

ナナ「疲れがとれない時はこっちを飲めば・・・・・ダイア? だいじょうぶ? ぼーっとしちゃって」

そんな彼女の好意を迷惑に感じている人もいる。正直に言えば、少なからず私もその内の一人。
行き過ぎだと思う時も多々あった。いつも後先考えずに行動する破茶滅茶っぷりには呆れさえもする。

ナナ「ダイア! そんなにぼーっとしてると、ぼーっとオバケがきちゃうんだよ~?」

「ぷっ・・・・なによそれぇ~」

でも、私はそんなお節介バカが誰よりも大好きだった。

「なーんか、ナナと喋ってたらなおっちゃったみたい。もう平気だって」

ナナ「そうやって甘く見てると治るものも治らないよ! ほら、飲んで飲んで」

「かぼっ!? かぼぼぼぶばばびぶばっ!?!?」

少し強引な時もあるけれど、それだけ相手を想う気持ちが強いとも言える。
優しさの反面が目立つだけで、彼女の本質を見ればその背景が鮮明に見えてくる。本当に優しい人だと、心の底からそう思えた。

「げほっ! げほげほっ・・・・・こ、ころすきかぁーーーッ!!」

ナナ「ぅう・・・ごめんなさい・・・・」



740: ◆N5ofkAac1A
08/10/27 19:57:07 T18UydBH


「でさー、割って入ってきたわりには微妙な反応なんだもん」

「・・・・・・・・・・・」

「あれは知らない顔だったよねー。えっ? なになに? 聞いてないんだけど? みたいな!!」

「・・・・・・うん」

「あはははっ! あの時の先生、すっごく変な顔してた!」

「・・・・・・うん」

「あはははははは・・・・ははっ・・・はははは・・はあああぁ・・・・・」

「・・・・・・うん」

色鮮やかな商店の並ぶ広い通り。
買い物袋をさげた中年の主婦。それを相手にした店主の活気ある声が余韻を残し耳に残る。
仕事帰りであろう壮年の若者。元気に走り回る子ども達。それを横目に道端でお喋りを続ける仲良さげな老夫婦。
この騒がしい場を様々な人が行き交う中、成立しない会話を続ける二人の少女が歩いていた。



741: ◆N5ofkAac1A
08/10/27 19:58:53 T18UydBH

「もうやだ・・・・外は暑いし、ナナは変だし外は暑いし!!」

学校の制服に身を包み、それとはまったく不似合いな先の尖った特徴的な帽子を被る少女が駄々をこねている。

少女の言葉通りになるが、燦々と照りつける陽光により出来た陽炎。
それが今日一日の天候を強く主張する夕暮れでもあった。

ナナ「ダイアも変だと思うけど・・・・・」

トンガリ帽子を被る少女の隣りを歩く片割れ。ふんわりとした桃色の髪を上下に揺らし、口を尖らせそれを抗議した。

ダイア「はああああぁ・・・ぁあ・・・・」

ダイアと呼ばれた少女は深い溜め息をついてぴたりと歩を止めると、何やら露骨な笑みを浮かべ始めた。

ダイア「せっかくだし・・・・・・・寄ってかない?」

びしっと親指を突き立てた少女の指先に青光る絢爛な火柱がゆっくりと立ち始める。

ナナ「わあ・・・・・・きれい・・・・」

突然の演出に一瞬驚くも、既に彼女はこの場とは不釣り合いの光景に心を奪われている様子だった。

ダイア「他にも色々あるよ~。ほら、こんなのとか」

少女は浅く被ったトンガリ帽子を手に取ると、軽やかな手つきでくるくるとそれを弄び始める。



742: ◆N5ofkAac1A
08/10/27 20:01:02 T18UydBH
ナナ「な、なにが出てくるんだろ・・・!」

一方の彼女はというと、これから起こるであろう不思議に期待で胸を踊らせ、
上擦った声をあげながら大きな瞳をキラキラと輝かせていた。

ダイア「んーふふふ~~」

そんな調子の彼女を前に嫌らしい笑みを浮かべる少女の姿は、普段から茶目っ気の目立つ雰囲気に相応なものでもある。

ナナ「えっ・・・・・えーーーーーーッッ!?!?」

ダイア「ふふん」

当然大声をあげる彼女を尻目に、少女は軽く鼻でそれを笑った。

ナナ「むーぅ!!」

ぷくりと、不機嫌そうに頬を風船の様に膨らませる幼げな彼女。

そうなってしまった理由があるとすれば、彼女の前で猥りな笑みを浮かべるこの少女が原因なのだろう。
何故ならば、少女が手品師のように慣れた手付きで扱うシルクハットをくるりと手元で翻すと、
ふわりと舞った風と共にそれは浮き上がり、ゆらゆらと宙を舞った後、
少女の長いブロンドの髪にぱさりと被さってしまったからだ。

ダイア「はい、ここまで。そんな目したって、もうなんにもでないよ~だ」



743: ◆N5ofkAac1A
08/10/27 20:03:24 T18UydBH
期待した不思議の呆気ない幕切れによる落胆と共に、彼女の表情はどんよりと曇り始めた。

ナナ「・・・・いじわる」

ダイア「言ったでしょ。寄ってかない? って。そいじゃ元気に寄ってみよ~!」

幼児の様にはしゃぐ少女が指を差す先に見えたのは、甘味処の立て札の立つ地味な外装をした茶店であった。

ダイア「ね? ね?? ちょっとだけ涼んでいこ!」

ナナ「うーん・・・・・・」

ダイア「さっきの続き、見せてあげるからさっ!」

ナナ「ほ、ほんと?!」

ダイア「きっっまりぃ~! んじゃいこいこ」

少女は機嫌良く鼻歌を混じらせ、再び瞳に輝きを取り戻した彼女の手を引いた。


744: ◆N5ofkAac1A
08/10/27 20:05:12 T18UydBH
「どうぞ、ごゆっくり」

底の深い透明なお椀型の容器に盛られた雪の園。

ダイア「あむっ」

濃厚なミルクと深みのある蜜にそれを絡み合わせ、色とりどりに添えられた果実と共にさじですくう。

ダイア「ん~~~~っ!」

口に含めば、ひんやりとした感触が舌を刺激し、口触りの良いやわらかな雪が溶け始める。
ミルクと蜜の強い甘さの中で主張するのは、程良く酸味の効いたパインとオレンジ。
乱雑な舌触りながらも、それぞれがしっかりとした味わいを持っている。

ダイア「~~~~~~♪」

それを何度も口に運ぶ事で、一つ一つの食材から伝わる店主の深いこだわりを感じ取れた。

ダイア「し・あ・わ・せ~♪」



745: ◆N5ofkAac1A
08/10/27 20:07:16 T18UydBH
ナナ「あはははっ。ダイアって、甘いものはなんでも美味しそうに食べるよね」

きっと私は、目の前で輝く宝の山に心を奪われ、うっとりとしながらもだらしのない表情をしているに違いないのだろう。
その姿をナナにどう思われようと、私は一切気にする事はない。
何故なら、この逸品と出会えた感動を素直に表現した結果なのだ。恥じる事などない。
むしろ堂々とこの感動を表現すべきだと思う。いや、甘味好きとして当然の結論に至っただけなのかもしれない。
もし、ここに私と同等かそれ以上の同志がいると考えれば話は簡単だ。

この逸品を口に含んだ瞬間、持ったさじを置き互いに手を取り合ってこの感動を分かち合い涙するだろう。

私にはまだまだ及ばないものの、ナナも甘いものには目がない。きっとこの気持ちを内心では理解している筈なのだ。

というか、私を笑っているナナだってテンポ良く同じものを口に運んでいるんだし。

ダイア「ってこるぅあ! 食べ過ぎだって!」

些か夢中になり過ぎた。いつの間にやら量が半分程になっている。

ダイア「ふふん、もーらい」

お返しとばかりに、ナナの頼んだケーキにさじを伸ばす。

ダイア「あんむっ・・・・・・・・・・ッ!!」

それを口に含んだ途端、体に異変が起きた。


746: ◆N5ofkAac1A
08/10/27 20:09:24 T18UydBH
ダイア「う・・・・ううぅ・・・・うぅ・・・!!」

ナナ「ど、どうしたの・・・・?」

ダイア「ううぅうぅぅううぅ・・・!」

ナナ「み、水みず! ほら、ぎゅうっって飲んで!!」

ダイア「うんまああぁーーーーーーーーーいっ!!!!!」

ナナ「・・・・・は?」

ダイア「何層にも重ねられたクレープ生地の食感、・・・・・ぅうん。この子は食感だけじゃない!
    香りよ! バニラの強い香りがする・・・・はあぁぁ。。。イイかおりぃ。。。。。。。
    この生地だけでもすごいのに・・・・中のクリームだよクリームぅ!!
    あっさり目に仕上げた生クリーム・・・・・それを引き立てるように仕上げられた濃厚なカスタードクリーム!
 
    甘い物好きにはたまんないって!! ほんっっっとにすごいんだよコレぇ!!
    カスタードクリーム入りなんて・・・わたし、はじめてだょ・・・・・あむっ・・・ん~~~ぅ♪」

我慢出来ずにもう一口。興奮が納まりきらず更に一口。

ナナ「た、食べていい! ぜんぶ食べていいからぁ・・・!!」

ダイア「ほんとに?! ありがとナナ!」

ナナ「たべていいから・・・・・うぅ・・・だから・・・・」

ダイア「ん~~~!!」

ナナ「し、しずかにしてよ! は、はずかしい・・・・・から・・・・」

ダイア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

その時気付いた。店内全ての視線がこちらに向いている事に。

ダイア「・・・・・・・ハッ!」

ナナ「・・・・・・・・・・・・・・」

ダイア「・・・・ん、・・・・・ん~♪」

ナナ「・・・・・・・・・・・・・・」

ダイア「・・・・・ごめん」

ナナ「・・・・うん」

747: ◆N5ofkAac1A
08/10/27 20:10:59 T18UydBH


とても有意義な時間だった。

ナナ「な、なんで!? なんでなんで?!?!」

ダイア「企業秘密」

私の一挙一動を見逃さないよう注意深く目を配らせるナナ。

ナナ「どうしてホウキがあんな所から・・・・・・」

ダイア「企業秘密」

ナナ「ぶぅ・・・・」

予想もしない展開に一喜一憂するナナ。

ナナ「だ、ダイア、う、ううう、ういて・・・・・る!」

ダイア「いつもより高く浮いてまーす」

感情表現の豊かな彼女だからこそ光って見えたのかもしれない。

ダイア「は~い、今日のステージはここまで。See you next stage! ばぁ~あ~~い!」

ナナ「わーパチパチパチ!」

粗末な演出ばかりではあった。観客は彼女一人だけの寂しいステージ。
そんな環境だからこそ、自分自身も楽しめたんだと思う。ナナがいてくれたから、私はずっと笑っていられたんだ。

あの時の驚いたナナの顔。心配そうにこっちを見つめてる時、他にもたくさん。
その全てが、今も脳裏に焼き付いて離れない。

ナナが笑ってくれたから。だから、私も笑えた。私には彼女が必要なのだと、改めて痛感させられた気がする。



748: ◆N5ofkAac1A
08/10/27 20:13:01 T18UydBH
ナナ「あーもぅ・・・・・全然わかんない・・・・」

彼女は何やら頭を抱えて悩んでいる様子で、その小さな仕草すら今の私にはとても愛しく思えた。

ダイア「ほれほれ、見破れるものなら見破ってみなよ」

ナナ「いじわる・・・・・」

どうやら、マジックのタネを見破ろうと身振り手振りで私の動きを再現し、思案に暮れているようだった。

ナナ「ダイアは手先が器用だもんね。いいなあ」

ダイア「ふふん。手先の問題じゃないよ」

ナナ「えっ・・・・・じゃあ、足?」

ダイア「その様な回答は求めていません。よって却下」

かれこれ彼女とは長い付き合いになるが、未だ彼女は私の正体に気付いていない。

ダイア「何事にも裏があるから表がある、って言葉を聞いたことない? マジックって、絶対にタネが存在するでしょ?
    人の目を欺くから手品っていうわけ。この場合のタネ、つまり裏に当たる部分。これが少しややこしいんだよね。
    ナナの考えてるタネとは全然違う。このタネはまったく別の意味を持ってることになる。
    今ナナの頭の中にあるもの全てを捨てて、もう一度初めから考えてほしいな」

ナナ「ダイアの言ってることがよくわからないんだけど、どうして?」

ダイア「つまり、ナナはマジックを見る前から欺かれてたんだよ。手品、マジックの概念に」

ナナ「も、もう少しわかりやすく」



749: ◆N5ofkAac1A
08/10/27 20:14:38 T18UydBH
ダイア「そうだなぁ・・・・・・じゃあこうしよう。タネなんて初めからありませんでした。
    裏の存在しないマジック、これってどう?」

ナナ「手品じゃ・・・・・ないの・・・?」

ダイア「そう。つまり、それはどういうことになる?」

妥当な言葉が見つからない。彼女の表情からはそう読み取れた。

ナナ「・・・・・・・・・・あし?」

ダイア「散々悩んだ挙句の答えがまたそれか」

ナナ「だ、だって! わかんないって知ってるくせに・・・・・」

煙に巻いた結果になってしまったものの、別に答えを隠し通すつもりはない。
というより、ここまでヒントを与えたのなら普通はわかるものではないだろうか。

ナナ『はいはい! ダイアの正体は魔法使いさん!!』

・・・・・とは思ったが、冷静に考えてみればむしろ希有な事態だ。とんだ奇天烈女だと思われかねない。


ダイア「じゃ、とりあえずその話は置いて。本題に移ろうよ」

余興はここまで。気を引き締め直すように肩に力を込める。

今、優先すべき事がある以上、そちらに集中するべきなのだから。

ナナ「本題?」

幸い、彼女の調子は以前と比べるとだいぶマシになっている。このタイミングを逃す手は無い。
腹を決めて一歩踏み出す。怯む必要なんてどこにも無かった。



750: ◆N5ofkAac1A
08/10/27 20:15:48 T18UydBH

ダイア「単刀直入に聞く。何があったの?」

ぴくん、と。一瞬だが彼女の体が跳ねた気がした。

ダイア「何かあったなんて。そんなこと、今更聞くまでもないよね」

暗い表情で俯く彼女の姿を見ていれば、返事を待たずとも答えは自ずと見えてくる。


ダイア「悩んでることがあるんでしょ? ずっとナナを見てるから、私にはわかるんだから」

ナナ「・・・・・ダイアにわかるわけないよ」

返ってきた言葉は思いもしなかった拒絶を含んだ言葉。
底知れぬ焦りが苛立ちへと変わり、一瞬の衝動に駆られ口が開いてしまう。

ダイア「そりゃそうでしょ。なんにも話てくれないんだし、私にわかるわけないじゃん」

少し乱暴な言い回しになったが、何も激情に任せて放っただけではない。
この言葉に込められた意味、それが私の一番伝えたい事。それを彼女は理解してくれるだろうか。

ダイア「私はナナのことを友達だと思ってる。ナナは私のこと、どう思ってる?」

ナナ「ともだち・・・・・・ダイアは一番の友だちだけど・・・・」

そこまで分かっていながら何を躊躇するんだ。

ダイア「教えて。何があったのか。私に」

ナナ「そ、それは・・・・・・うぅ・・・・」

吃りながらもはっきりと伝わる心の迷い。葛藤するその胸の内を信じたくはない。それを認めたくなかった。



751: ◆N5ofkAac1A
08/10/27 20:17:37 T18UydBH
ダイア「いまのナナをこれ以上見ていたくないんだよ・・・・・・・」

ナナ「ダイア・・・・・」

ダイア「心配だから! だから・・・・だから知りたいんだって! 私達、友だちなんだよね?!」

もはや一方的だった。
思い通りにならない現実に目を背け、自らの主張を強引に叫ぶだけの愚者に見られても仕方ないと覚悟していた。

ナナ「話せばダイアはもっと心配になるし、イヤになると思うから・・・・・」

ダイア「なにを・・・・!!」

悲しみよりも怒りが。沸点を越えたそれは今にも爆発しそうな勢いにまで膨れ上がってしまう。

ダイア「ああぁっもう! じゃあナナにも教えてやる!! 私が嫌なのは一つ!
    目の前で友達が傷ついているのに、何も知らずに、何も出来ずに!!
    ただ見ていることしか出来ない自分が嫌なのッ!!」

ナナ「だ、ダイア・・・・・」

知らない事がどれ程罪深い事か。言い訳にすらならない。
愚かしいと思う。汚らわしいとさえ思う。何があろうと、私はそんな色に染まりたくはなかった。



752: ◆N5ofkAac1A
08/10/27 23:26:17 T18UydBH
ナナ「・・・・なんでだろ。ダイアは全部知ってる気がする」

私の身勝手な我が儘に付き合わせているだけなのかもしれない。

ダイア「詳しいことはわかんないって。でも、なんとなくならわかる。
 ナナがこんなにも思い詰める時って、自分以外の誰かのためだって時だけだし」

もし、彼女が私を心から嫌に思っているのだとしたら、互いにここまでの関係を築いていたりはしない。

ナナ「へへへ。やっぱりダイアには隠し事は出来ないね」

苛つく時だってたまにはある。というより、無いほうがおかしいじゃない。

ダイア「話す気になった?」

ナナ「うん。ちょっと恥ずかしいけど・・・・・・」

それを全て承知の上。気の合う仲だからこそ、私達は互いに友だちと呼べる関係に至ったんだ。

ダイア「あはははっ。いいよ、ゆっくりで」

ナナ「うん!」


やっと、ようやく一歩前進といった所か。

ダイア「すみませーん! ミルクレープ、3つ追加で!」

荷を軽くしてあげたかった。一人で抱え込ませず、共に背負う事で。


753:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/28 18:28:45 ViuKHi8R
頑張ってんなアロエ

754:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/29 04:13:13 7Q//6NXL
すまんがダイアの元ネタがまったくわからんオレに誰か画像ぷりーず

755:名無しさん@お腹いっぱい。
08/10/31 08:06:19 QjUwgu8y
マジパでググれカス

756:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/02 14:38:52 yH/Vhua6
ググっても出ねーよボケさっさと画像貼れ

757:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/06 04:12:50 p8MClCCw
まだー

758:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/09 14:40:45 cXe5WmmE
今更で悪いけどダイヤだよな?

759:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/09 17:43:55 mvSVdUP3
なにこのスレ・・・

760:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/10 08:34:10 EYKhOq0C
アロエちゃんを見守るスレ

761:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/11 00:01:08 7wOAG3//
今更このスレ通して読んだけど、アロエに本気で惚れたww

これからも頑張ってください!

良スレage

762:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/11 07:52:10 rAwAu+He
なんという信者を装ったアンチ

763:名無しさん@お腹いっぱい。
08/11/13 18:20:14 ioPerpB+
まだでつか

764: ◆N5ofkAac1A
08/11/15 07:48:51 45nyjmqS
また日が空いてしまいました・・・・待っていてくださる方々、本当にごめんなさい。
そして応援してくださる方、ありがとうございまっす!

>>758
まさかツッコミが入るとは思いませんでした。その通り、公式では彼女の名前はダイヤ。
まあ元々原形をとどめていないお話なので軽くあしらってくださると幸いです。

明日は時間が出来たので、多分、結構な量を投下出来るかも。

では、少ないですが続きをどうぞ。

765: ◆N5ofkAac1A
08/11/15 07:56:41 45nyjmqS


元々、誰かに私達の秘密を口外するつもりなどなかったんだ。

だって私には、あの人と交わした暗黙のルールを守り通す義務があったのだから。

ナナ「ねぇ、夢夢ちゃん」

ムム「ん? なぁに??」

ナナ「明日ね、学校の友達が遊びに来たいって言ってるの。
   夢夢ちゃんの邪魔になると嫌だからその場では断ったんだけど・・・・」

ムム「ん~~。本音としては、呼びたかったってこと?」

やはり適当な形で読まれてしまう。昔からこうだった。
不思議な事に、考えている事の大体を彼女に当てられてしまうのだ。
顔や仕草に妙な癖でも出てしまうのだろうか、理由を聞いても未だその真相を教えてもらえない。

ナナ「う、うん・・・・・夢夢ちゃんに紹介したいな、って。
   すっごく良い子なんだよ! きっと夢夢ちゃんも・・・・・・・・・・っ!」

言葉が詰まる。意思とは関係なく、これより先の言葉を口に出そうとしても体が拒む。

ナナ「む、むむちゃ・・・んも・・・・・」

ぱくぱくと。水槽の中の金魚のように口を開く事しか出来ない。

ムム「私が、なあに?」

何故ならば、誰よりも光る笑顔を持つ筈の彼女が。
誰の目にも明らかな拒絶の意を込め、意味深な笑みを浮かべていたからだ。



766: ◆N5ofkAac1A
08/11/15 08:00:49 45nyjmqS
ナナ「な、なんでもないの。本当に、なんでも・・・・」

ムム「ふふ・・・・なんでもないって顔はしてないけどね」

ナナ「・・・・・ごめんなさい」

ムム「あははっ! なんで謝るのよ~。それよりさ、明日はどこにいこっか?!」


忘れもしない。あの時見た、私の知らない夢夢ちゃん。
何がいけないのか。何故いけないのか。あの時の私にはわからなかった。
でも、それはいけない事なのだ。やっちゃいけない事なのだと、それだけは理解出来た。

ムム「どうしたの? ナナちゃん変なカオして~」

ナナ「な、なんでもないから」

ムム「ふーん、それならいいんだけど・・・・・くすくす」

そういえば、彼女が誰かを家に招いた記憶が、私の覚えている限りでは一度だってない。
あの人にとってこの家は絶対不可侵の聖域だと、改めて認識し直す必要があった。

何者も寄せ付けず、私生活は一切誰にも何も話さない。
きっとそうする事で、夢夢ちゃんは自分の居場所を守ってきたんだと思う。

・・・・私達の境遇を考えれば、それが当然の判断だったんだから。



767: ◆N5ofkAac1A
08/11/15 08:05:13 45nyjmqS



『次のニュースです。昨夜、都内で起こった魔事件について、警察からは連続事件として扱う発表が、』

ムム「ふぅああああぁ・・・・・ぅあーーぁ・・・。朝からヤなニュースばっかりぃ」

ナナ「こわい・・・・近くで起きたらどうしよう」

ムム「近くねぇ・・・・・じゃあ、遠くならいいんだ」

ナナ「そ、そういう意味で言ったんじゃない。嫌な言い方しないで・・・・・」

ムム「起きたら起きたで、その時はナナちゃんが狙われるかも。なんだかそんなカンジだしぃ」

ナナ「やめてよ! 冗談でもそんなの・・・怖いよ・・・・」

ムム「あははっ。大丈夫だいじょーぶ。何かある前に、私がやっつけちゃうから」

ナナ「ほ、ほんと?」

ムム「ふーん。私がだれだか忘れちゃったのかな~?
   心配しないで。ナナちゃんには指一本触れさせやしないから。近付いて来た瞬間パンチだおりゃあ!」

ナナ「夢夢ちゃん・・・・・また早起きして飲んだでしょ」

ムム「いひひ。もちろん、ナナちゃんだけじゃないよ。この街の平和を守るのが私の役目なんだから」

ナナ「・・・・どうして、こんな酷いことするのかなあ」

ムム「愉快犯なんだよ。きっと」

ナナ「ユカイハン?」




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