【原点回帰】 藤沢41 【暇人排除】at SLOTJ
【原点回帰】 藤沢41 【暇人排除】 - 暇つぶし2ch488:「名無しわざとか?」とかイヤミを言われた
09/04/02 00:41:49 i8FhacIw
A「おいおい!ちょっと空気読めよー!!」
Aが嬉しそうな声を出した。
ジル「えっ?」
暇人「ぼ、ぼくは……」
A「高校中退ニートの星、自宅で包茎学を学んでんだよな?」
プラ子「ギャハッ!まじそれウケル」
ジル「ご、ごめんなさい」彼女は申し訳なさそうに頭を下げた
暇人「い、いや……いいんだな……実際に僕は……」
A「豚のクソですからー残念っっ!!」
それは当時流行のギャグであった。
プラ子「ギャハッ!」

暇人の瞼は小刻みに痙攣していた。
怒りからではないそれは深い悲しみからであった。
暇人(たはは……ちょっとキツイんだな)
暇人の顔が奇妙に歪みはじめたその時……
ジル「ちょっと!あなた達最低!」
ジルが二人を叱りつけた。
A「お、おいおい……軽いジョークだよジョーク」
プラ子「お、怒らないでよ」
二人は彼女のあまりの剣幕にたじろいだ
ジル「ちゃんと謝りなさいよ!」
二人は渋々暇人に頭を下げた
暇人(ジ……ジルさん……)
暇人は生まれてはじめて人にかばってもらい感動していた。
A「な、何かシラケちまったな今日は帰るか」
プラ子「賛成、じゃ暇人またねー」
暇人「ま、またの機会なんだな」

帰り道、Aとプラ子はタクシーで帰り、ジルと暇人は電車で一緒に帰ることになった。
暇人「あ、あの今日はありがとうなんだな」
ジル「えっ?」
暇人「いや、さっき庇ってくれて……」
ジル「いや……私ね……ああいう人を序列化するようなことを言う人嫌いなの」
暇人「序列化?」
ジル「誰が上とか下とか、どうでも良いことじゃない、そんなごく一部のコミュニティの中で勝った負けたって喜んでいる人が一番愚かだと私思うの」
暇人「ジ……ジルさん」
ジル「学歴とか簡単に計れるものだけじゃなくて、あなたにもきっとあなたにしかない才能があると思うわ」
暇人「ぼ……僕に才能?そんなものあるわけないんだな」
ジル「あるわよ、きっと……きっとある……思いあたることない?大好きで胸が締め付けられるような渇望にも似た何か。人は何か一つはあるじゃない。それさえ見つかれば才能の開花は近いと思うわ」
暇人「渇望……開花……なんだな……」
ジル「そう、だから気を落とさず頑張って!!」

ジルと別れたあと。月照らすアスファルトに胸を高鳴らせる男が居た
暇人「ぼくにも……才能がある……スロットの才能が……」
それが間違いの始まり……親不幸列車の出発だった……。



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