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「牛角」とは外食事業を手がけるレインズインターナショナルの焼き肉チェーン
である。九六年一月に東京・三軒茶屋に一号店(当時の店名は「七輪」)を開いて
から、二〇〇一年八月末には全国で三百七十二店を営業。最速で日本一の店舗数の
焼き肉チェーンを構築した。二〇〇〇年十二月には株式を店頭市場に上場。
売上高は八十七億円、経常利益は十億円(二〇〇〇年度)に上る。
牛角の新しさは値段や品揃えよりも、システムにあると私は知った。
個人店が悲鳴を上げるのも無理はないと思った。
事業のアイデアは社長の西山知義(三五)の実体験に根ざしている。
西山はずぶの素人から焼き肉業界へ参入した。私が事前に話を聞いた食肉市場の
関係者は
「西山さんは在日韓国・朝鮮人で、親戚などに焼き肉に詳しい人がいて助けて
くれたからうまくいったのではないか」
と話していた。が、事実はそうではない。
渋谷の巨大インテリジェンスビルの一フロアを借り切った豪華なオフィスで、
丸顔でまだ青年の面影を残した西山は、にこやかに起業の動機を語り始めた--