09/01/18 03:57:22
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京都人とは中世以来の京都町人を指す。その先祖の多くは山背盆地に定住した古代人である。
初めてここに渡来してきた文化人が秦族、それと前後して朝鮮から続々と人々が移住してくる。
京都人には大陸の血が色濃いのである。
表と裏、建前と本音を巧みに使い分けるのも京都人の特徴である。
京都の人々は他の地方の人々をこの上なく暖かく迎えてくれるように見える。
これは彼らが都人として身につけた社交性(異国文化を吸収してきた)の表れだろう。
が、多くの場合、内心はまず歓迎していない。その自衛心ゆえにだ。(只の金蔓である)
自衛心(自己愛)は排他性を生み、それと裏腹に異質なものを貪欲に吸収する寛容性をもつ。
"排他"と"寛容"。長く苦しい歴史の経験が、京都人の二律背反性を帯びた性格を形成することとなった。
こうした二律背反が同時に現れて、京都人特有の"曖昧さ"と"狡さ"がでてくる。
しばしば彼らは女性的と評されるが、その理由はここにある。
表に見せる仕草と裏腹に、内心何を考えているか分かったものではない。
京都人は質素、ケチである。とはいえ、名古屋や大阪のような汚らしいケチではない、無駄の一切ない、
美しく合理的なケチである。
京都は昔から食物が豊かではなかった。それ故庶民はつつましい生活を送らねばならなかった。
悪い材料に見事な加工を施したりと、知恵と教養、工夫と技術で補ってきた。