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便秘薬の副作用か、高マグネシウム血症で2人死亡
便秘薬として広く使われている「酸化マグネシウム」製剤について、厚生労働省は27日、
副作用の可能性がある死亡者がここ3年間で2人報告されていたと発表した。
いずれも血中のマグネシウム濃度が異常に高くなる高マグネシウム血症と呼ばれる症状で死亡しており、
同省は、この薬を長期にわたり使用する際には定期的に血液検査を行うよう呼びかけている。
酸化マグネシウムは、1950年から便秘薬として広く使われ、年間使用者数は約4500万人と推計されている。特に認知症の入院患者などに対し、
長期間にわたり漫然と投与している例が多く、2005年4月から今年8月までに、薬との因果関係が疑われる高マグネシウム血症が15人報告され、
そのうち80歳代の女性、70歳代の男性の2人が死亡した。