08/04/03 01:09:04 uOHSrX/7
>>318
「初期の処置&診断が不適切」であったかどうかの証明は難しい。
まず診断に関して。
単純レントゲンで圧迫骨折の診断がつけば、通常はCT・MRIはとらない。
なぜなら、余計な被ばくや医療費がかかるだけで、追加して得られる情報がないから。
だから「背骨が折れている時点でCT・MRIを取らなかった」ことは標準的な医療水準から大きく外れているとは言えない。
ただし、レントゲンは骨しか映らないので、脊髄の損傷を見るためにはMRIが必要。
脊髄の損傷があるかどうかは症状をきっかけに疑い、MRIで診断する。
ここで「右太ももの皮膚に麻痺があると伝えている」がポイントになるが、ここは「言った、言わない」の世界。
診察の録音が残ってでもいない限り、唯一の客観的な証拠はカルテになり、記載がなければ「言っていない」ことになる。
また、仮にカルテに記載が残っていても、「右足が全く動かない」などの症状ならまだしも
「足の皮膚の部分的な痺れ」程度でMRIを撮るのが妥当かどうかという問題がある。
一般的に、整形外科を受診する患者の2人に1人はどこかが「痺れて痛い」。
その患者全員にMRIを撮影していたら、日本の医療費がいくらあっても足りません。