06/02/17 23:48:01 2FudE9RB
>>278
比ゆの点のご指摘はそのとおりですね。
>過失と思えないようなことが有罪にされる
通常の事案では、医師の鑑定によって過失と評価できる余地が生じるわけですから、
仮に、その医師が間違っているというのであれば、より良い鑑定を出してもらうしかないですね。
(民事訴訟であれば、証拠の提出は当事者のすべきことですし)
>医師の仕事は基準の中で精一杯努力をした結果です。
システム的不備が、悪い結果を生じさせるという点への憤りは理解できるところですが、
そのような制度的問題を、過失に関する判断の基底事実として
どこまで取り込めるかは、なかなか容易でない問題をはらんでいるように思います。
参照までに(不確定な要素が多すぎる点は、ご了承いただけると幸いです)。
全国の届出「医師数」は270371人(平成16年12月31日現在)。
医療過誤訴訟の提訴数は1104件(平成16年)で、約40%の勝訴率ですから、過誤は年間で約440件となり、
結局、過誤発生は一人当たり0.16%(年)となります。
他方、全国の弁護士数21421人(平成17年)で、
弁護士会による弁護士が懲戒処分を受けたのは49件(平成16年)で、
結局、懲戒発生は一人当たり0.22%(年)となります。