09/08/24 20:48:41 SiU/b0Kf
■マザコン夫と甘やかす義母
20歳代女性。幼い子が1人。マザコン夫と子離れしない義母に悩んでいます。
妊娠中、夫は勝手に小さな店を始めることを決めました。しぶしぶ手伝っていますが、義母は「子どもなんか保育所に預けて、息子に協力しなさい」と迫ります。
夫は義母の言いなりで、私の言うことには耳を貸してくれません。
そのうえ、「家事が乱雑」「料理がまずい」といちいち義母に電話で報告。その度に私が義母から文句を言われます。
先日、こんな状態が続くのは嫌だと、夫に不満を訴えました。
案の定、夫は義母に泣きつきました。私が子どもを連れて実家に行くと、夫は気に入らないらしく、「今度行ったら許さない」としつこい。
もう限界です。これ以上我慢しても希望は見えません。別れてほしいと言ったところ、「子どもは渡さない」「養育費も出さない」「店の借金を半分出せ」と義母と2人で詰め寄ります。
この横暴ぶりは手紙では書き切れません。解決の道筋をお示しください。(千葉・K子)
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お手紙の様子では、夫のマザコンは相当重症のようですね。
夫と義母から責められ、我慢も限界で、あなた自身、先行き展望もないと見極めているのなら、別れるしかないでしょう。
夫と話し合いができないなら、まず、家庭裁判所へ調停を申し立て、最終的には、裁判で離婚を求めることになります。
ともかく、一人で悩まず、最寄りの法律相談で、離婚の話の進め方や条件等につき、弁護士のアドバイスを受けることをお勧めします。
ちなみに、夫が子どもを渡さないと言っても、裁判の実務では、一般に、子が幼いうちは、母親のもとで育てるのが子の福祉にかなうと判断されているので、あなたが子を引き取ることは可能でしょう。
養育費も、子が成人に達するまでは、別れている親でも負担する法的義務があるので、払わせる方法はあります。
泣いて毎日を送るのも一生、笑って暮らすのも一生。
一度しかないあなたの人生です。どのように生きたいのか、よく考えて、幸せな未来を切り開く一歩を踏み出してください。
(土肥 幸代・弁護士)(2009年8月24日 読売新聞)
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