08/12/09 05:38:26 lChr8UmN
婚活orおひとりさま…「日本の男は弱く、女はそんな男の面倒みるが嫌」「今は結婚とセックスが分離してるから独身もOK」
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◇「一人」もライフスタイル--上野千鶴子さん(東京大学大学院教授)
結婚が永久就職である時代も、経済的依存を可能にする時代もとっくに終わっているのに、
なんで今時、「婚活」なんていう古い話が出てくるんでしょうね。結婚というものにインセンティブ
(意欲を引き出す刺激)がそれだけなくなったということですから、無理にすることはないんですよ。
結婚は生活していくための「生活保障財」から「ぜいたく品」に変わりました。だから求める条件が
上がったのです。そうなれば、当然マーケットは縮小し、マッチメーキングが難しくなる。それで
8割以上が結婚願望を持つにもかかわらず、結婚に踏み切らない人が増えたというわけです。
でも、どうってことはない。すべての男女が父や母になる人口爆発時代が終わったと思えば
いいのです。明治時代前は、人口の2割程度が生涯非婚者でした。
シングルライフの「おひとりさま」に、不利益はありません。かつては公団住宅に入居できないとか
融資を受けられないなどの社会的差別がありましたが、それもなくなってきています。これまでは
常時セックスできるパートナーがいないということが不利益と見られていましたが、近年はセックスと
結婚が分離しましたから、何の問題もなくなりました。男性シングルも、コンビニのお陰で、家事能力が
低くてもシングルライフは可能で、生きやすくなりました。
誰が、何のために、婚活を促進したいと思っているんでしょう? 国が少子化を防ぐためなら、
シングルでも安心して産み、子育てができる環境を整備してほしいものです。 (略)
人はどっちみちおひとりさまになります。遅いか早いかの違いだけ。一人でいることを基本に
すればいいのです。おひとりさまはライフスタイルの一つ。家族として過ごす時間は人生のある
一時期にすぎません。