08/09/26 22:55:00 QO0GXE9S
我が日本でも、彼女たちの生き様を地でいくような女性たちが数多く出現し、巷で「晩嬢(バンジョー)」と称されているのをご存知だろうか。
名付け親は、7月に出版された『晩嬢という生き方』(プレジデント社)の著書・山本貴代氏。博報堂生活総合研究所の上席研究員を務める山本氏は、
女性の意識行動研究を専門とし、東京のOL113名をネットワークした「女の欲望ラボ」を主宰。そこで得られた多数の回答をもとに著したのが同書だ。山本氏は本の中で、晩嬢を「晩産・晩婚の30代以上の女性」と定義付けている。
その多くが独身である「晩嬢」たちの動向をまとめると以下のようなものになる。「仕事は自己実現」「いつまでも美しくありたい」「おしゃれしたい」「美味しいもの大好き」「愛がなければ死んでしまう」「できれば結婚も出産もしたい」
「世界中を旅したい」「好きなことは極めたい」「趣味は自分磨き」「親の介護や自分の健康など、老後も心配」「できれば自分の城を持ちたい」……etc.
それを可能にするのは、彼女たちの多くが仕事を持つキャリア女性だから。可処分所得が十分にあり、「心の安定を求めるためには」惜しみなく消費を行い、心とボディを磨き上げる。
山本氏は、「日本女性の変革期の只中にある彼女たちを理解することは、日本経済を考える上で重要なヒントが多く隠されていると思う」と考察する。
今や、ファッションや食、ビューティーの世界はもとより、サービス業やレジャー、メディアなど、消費社会のトレンドの多くを担っているのは彼女たちだ。
その磨き上げた審美眼と鋭い嗅覚、現実的な生活感覚に支持されることは、商品開発においても欠かせない要素のひとつとなる。
「負け犬」、「おひとりさま」を経て、「晩嬢」へ……。男女雇用機会均等法から20年以上を経て、女性は確実に変化している。男性諸氏も、現代女性を理解するキーワードとして、「晩嬢」に注目されたい。
URLリンク(diamond.jp)