09/04/02 17:58:04 9ToUDu3G
このサロンの決まりで、結婚式の前日に「前夜祭」をして、オトコはそのままサロンに預けなければならない。
「前夜祭」は「結婚の儀」とワンセットになっているからだ。
そして、花婿となるオトコを前夜サロンに預けなければならないのは、万が一、オトコが逃亡することを防ぐ意味合いもある。
もしオトコが逃げたことにより「結婚の儀」が行えないことになると大問題なので、念には念を入れてオトコが絶対逃げられないように閉じ込めて監視するのだ。
あたしのところへも前夜の土曜日、サロンのお迎えのクルマが来て、ひろしを連れてサロンに向かった。
全国遠方から結婚の儀に参加していただく役員さんたちは前日から泊まるため、この前夜祭にも参加していただくことになる。
サロンに着くと、儀式を手伝って下さるボランティアの方々から、ひろしはよってたかって裸にされ、祭礼場に連れていかれた。
これからひろしは、お浄めなどを施されたあと、祭壇に捧げられるのだ。
その間、あたしはロビーにお集まりの参加者の方々にあいさつをしたり歓談する。
そこには、すでに理事長さんの公開手合わせなどでお会いしたことがある皆さんもいたが、
初めてお会いする各地の役員さん、有力後援者などがいらっしゃって、ＸＸさんと一緒に一人一人にあいさつして回った。
ＸＸさんからは「この人が我が会の将来をしょって立つことになると思う、みほさんです」と、一人ひとりにあいさつするごとに紹介された。
そう、あたしはもうこのサロンとゆうか、サロンの母体となっている宗教団体に加入したのです。
ナツミちゃんも、マユミちゃんもすでに入会しています。
あたしたちは、サロンの中堅若手会員として活躍しており、宗教団体加入後も、一番下の位ではなく、下層部の中のトップクラス的な地位からはじめることができた。
これもＸＸさんのお陰なのです。