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菅総理は、唐突に、「消費税を10%に増税」と言い出しました。自民党も同じことを言っています。 国家財政が危機にひんした今、増税はやむを得ないのでないか。
選挙を前に、あえて増税を口にするとは、政権党として責任ある態度でないか・・・。そんなもっともらしい大宣伝を財務省と二人三脚で行っています。
しかし、ちょっと待って下さい。
民主党が消費税を上げるのは、去年マニフェストに書いたバラマキ 政策の財源が見つけられなかったからです。予算の組み換えで16.
8兆円の財源を見つけると言ったけれど、公務員労働組合や官僚の言いなりになる民主党には財源は見つけられませんでした。だから、消
費税を上げさせてくれと言っているのです。
今の政治や行政の仕組みのまま、消費税を上げたら、10%の消費税増税ではとても足りません。すぐに、20%と言いだすのは確実です。
民間の会社や商店で、経営が苦しくなってきたときに、まず最初に、何を
やるでしょうか。いきなり値上げをするでしょうか。そんなことをしたら、お客が
離れ、つぶれますよ。
値上げの前にやるべきこと。そ れは、例えば、へそくりがあればそれを吐
き出す、使っていない資産があるなら売ることです。そして、社長や経営幹部をはじめ、
給与は、思い切ってカットすることです。
不要な資産の売却、経費・人件費のカット。これをまずやるの が鉄則です。
この鉄則を守らず、いきなり値上げに踏み込もうとしているのが、 菅総理です。
今の政治・行政の構造を変えずに、しがらみとばらまきのために増税を
始めたら、結局足りなくなり、また再値上げ必至です。「財政破綻のギリシアは消費税21%」、
働く人の4人に1人が公務員でした。
消費税を上げたら消費が減るに決まっています。国民の自由に使えるを巻き上げて、政府が賢い使い方
をしてやれば景気はよくなる、などというのは官尊民卑の思想です。結局、たくさん集めて、たくさん配れ
ば官僚の権限が拡大するだけです。