10/06/12 18:20:00 8KRgpcZL
老子の有名な言葉に『大器晩成』というのがあります。
原義の解釈など学術的な問題は置いといて、
少なくとも東アジア漢字文化圏では人口にかいしゃした言葉でしょう。
若い頃は粗忽者でも与太者でも挫折と人生経験を積み重ねているうちに
一皮も二皮を剥けて、優れた人物になる例は少なくない。
若い時にあまり鋭い者は案外大成しなかったりします。
関連して、親鸞の悪人正機説もなかなか深い文章です。
失敗を恐れず、チャレンジし続ける事が人生の妙味なのに、
リスク回避ばかりにとらわれて、せっかくのチャンスを自ら潰している人の多い事。
日本社会全体で、特権階級がその既得権確保に全力をあげ過ぎて、
多くの有為な若者の可能性をそぎ落としまくっているとすら思えます。
私は初対面の方を見つめる時、学校偏差値ランキングや
会社名、肩書き、資産で偏見を持たないよう務めているけど、
世間では良い歳こいてまだそういう価値尺度に異常に固執している手合いが多いw
60過ぎた爺様が初対面で国立大学卒業の人と地方の無名の高卒の人と会い、
後でその方々が去った後で、
あいつは国立大学卒業の割にはあーだこーだ、もう一人は高卒の割には優秀だな…と人物寸評してたw
ごく一部の限られた職業は別にして、30過ぎたら学歴なんて過去の勲章みたいなものでしょうw
良い歳こいてまだ学歴洗脳とコンプの呪縛から解放されていないんだなあとつくづく再認識させられましたw