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④ 日本代表のグループリーグE組初戦、カメルーン戦は14日午後4時(日本時間午後11時)にキックオフされる。
先月26日に始まったスイス合宿以降、
岡田監督がこの試合に照準を合わせて進めてきた大幅なチーム改造が好結果を生むのか。
日本にとって、大会の行方を左右する決戦になる。
「自分たちのやり方は変わらない」。岡田監督はそう繰り返す。
確かに、攻守を素早く切り替え、そこから人数をかけて攻め込む―という基本線は同じ。
しかし、ボールを奪う方法は、世界の強豪との力関係を考え、
前線から厳しく寄せる形から自陣にブロックを作る形に変えた。
これは魚を捕る方法で言えば、「銛(もり)で突く」から「網を張る」に変えたほどの差がある。
センターバックと連係がいい阿部(浦和)をボランチに起用し、
右サイドバックの1番手を、突破力が特長の内田(鹿島)から
対人プレーに強い今野(F東京)に変えた結果、守りの穴は減るが、
ボールを奪う位置が自陣深くになるので、相手ゴール近くまでうまく運べない。
これが、今の日本代表が抱える問題点だ。
そのため、相手のDFラインの裏に抜け出すのが持ち味の岡崎(清水)ではなく、
前線でボールを保持し、味方の攻め上がりを待つことができる本田(CSKAモスクワ)が、ワントップの有力候補になった。
両サイドMFの候補として、自ら切り込んでいける大久保(神戸)、松井(グルノーブル)の重みも増した。
直前合宿に入ってからの「W杯仕様」への切り替えは、理想を追い求めつつ、
必要とあれば現実的な策を徹底できる岡田監督らしい割り切り方だ。
しかし、それが間に合うのか。「なるようにしかならないから」と指揮官は言う。
結果は、まもなく明らかになる。
ソース 読売新聞 2010年6月14日07時01分
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