10/07/06 12:05:09 5cboX88e
>>224 「大人の鑑賞に堪えるアニメって何だよ? 」
基本、この手の話は嗜好の問題なので、大人すべてに適用できる話ではなく、
好きな人もいれば、嫌いという人も出るだろう。
(1を否定すれば、残り99も否定するという論理展開して
「これが大人の鑑賞に堪える作品かよw」という論理の初歩を無視した批判が、出るかもしれない。)
すべてではないが、宮崎アニメ、山村浩二の『頭山』は、
国内外で受賞・入賞しているので、大人の審査員の目に叶う、
大人の鑑賞に堪えるアニメと言ってもいいのではなかろうか?
メジャーどころでは、『美味しんぼ』は、食に興味のある大人(通どうかは関係なし)を惹きつけているし、
『のだめカンタビーレ』は、クラシックにさして興味のなかった大人に、音楽の世界の一面を見せている。
かわぐちかいじの『ジパング』や『紺碧の艦隊』は、歴史のifを扱いながら、現代に提言をしているし、
『ゴルゴ13』も、国際社会の動きでありそうな事柄を紹介し、外交や工作に関心のある大人の惹きつけている。
NHKのデジスタ発の短編アニメは、芸術性やメッセージ性の高いものがあり、
大人の鑑賞に堪える代物と言えるかもしれない。
また、アニメから漫画に枠を広げれば、
原作の漫画からドラマや映画に応用するのは、
アニメの中の、構成や脚色の部分が評価されてのこと。
制作会社・配信会社が、見る大人がいる(=大人の鑑賞に堪える)、という確信あってのことだろう。
講談社のビッグコミックのように、大人層を狙った雑誌があったり、
ANIMAXのように、お金を払っても見たい大人がいるので成り立つアニメ専門チャンネルもある。
大人が価値を認め、お金を払うので商売として成り立つことは、
「大人の鑑賞に堪える」作品がある、という証左になっている。