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平野官房長官:機密費1億2000万円請求、認める 使途は明かさず
平野博文官房長官は19日午前の記者会見で、鳩山内閣の発足後、自らの決裁で
内閣官房報償費(官房機密費)を6000万円ずつ計2回、内閣府に請求していたことを
明らかにした。使途については「私が適切に責任を持って判断する」と述べるにとどめ、
実際に使ったかどうかを含め明らかにしなかった。
官房機密費は09年度予算で約14億円が計上されている。請求は9月24日と
10月14日に平野長官名で行われ、計1億2000万円分の小切手が長官側に渡された。
官房機密費は過去、国会対策や議員の海外視察の際に餞別(せんべつ)などとして
使われたケースがあったが、平野氏は「(これらの使途では)今日まで使っていない」と
否定した。
ただ、実際に支出したかどうかや、具体的な使途などは「必要なことがあれば適切に
支出する」と繰り返し、将来的な公表についても「(公表で)情報提供が可能で
なくなるなら、国益や政府の諸活動に障害が出る恐れがある。慎重に対応したい」と
公表しない考えを改めて強調した。
民主党は01年、機密費に支払い記録書の作成を義務づけ、機密性に応じて
10~25年後に公表させる機密費改革法案を国会に提出した経緯がある。
毎日新聞が04年の情報公開請求で、自民党政権時代の98年4月から04年1月の
機密費関連文書の開示を受けた際は、1回の請求で5000万円を引き出し、毎月2回、
計1億円が長官の手元に届く慣行がうかがえる内容だった。【横田愛】
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