09/12/12 01:09:40 CQxGwfqY
>909
日米同盟を破棄したいかは分かりませんがG2体制になりたいでしょうね。
まあ、お互い大国ですから、近すぎず、遠すぎずの距離でやっていくんじゃないですか。
でもねG2体制ってのは日本からしてみればかなり脅威なわけで、中米の戦略を読みながら外交し
なけりゃいけない。そこらへん、小沢一郎が考えてるとは到底思えないわけで。
日中共同宣言ってのは、歴史を変えるかなり重要なポイントでした。もうねあの当時の周恩来の立ち回りは凄過ぎですよ!
文革の大失敗やベトナム政策での失敗。経済は疲弊し、やぱかったのはソ連との対立。
もはや世界から孤立した中国は、現状を打開するには戦争しかない! って状態で。
その時、周恩来の取った行動が西側との接触。これで歴史が変りましたよ。彼はこの時、東西冷戦を
終結させる先手を打ったわけですね。
アメリカと手を組んだわけです。これでパワーバランスが二極だったものが三極になった。これじゃあ、ソ連も
そう易々喧嘩できない。これである意味、世界の平和が保たれたわけです。
そして周恩来が次に強い願望を抱いたのは、日本との国交回復だ。東アジアの安定のために日本と仲良くする必要が
あった。さらには、世界第二位の経済大国であり技術大国の日本を自分たちの陣営として取り込みたい。
ここでは、アメリカと衝突するわけです。
米国のキッシンジャーに対し「日米安保は不平等だ」とつめよります。対するキッシンジャーは「我々が日本の
再軍国化を阻止する」と応戦。これに対し周恩来は「日本の再軍国化はありえない。日米安保がなければ、
日本は核を保有するだろう。だが、それは彼らの判断だ」とまで言い切りました。
当時、ソ連も日本に近づき、天然ガス開発の投資を持ちかけました。
3国ともジャパンマネーが欲しかったんですね。そして、日本の出方次第で世界の歴史は変っていた。
そのことを当時の田中角栄は全く自覚せず、アメリカのごきげんばかりうかがう有様。なんの戦略も
駆け引きもない。
今も昔も日本の政治家は器が小さい。