09/11/26 14:20:07 o5NFay1m
理研の京速コンピュータープロジェクトに使う予定の富士通製SPARC64 VIIIfxは
まだ試作段階にも係わらず現行チップと比較して性能世界一を標榜しているが、
米国Sun社が開発したCPUに富士通が256bit SIMDユニットを独自拡張した
非常に高価なチップで、1コアあたりのSIMDユニットの倍精度演算能力が16GFlopsと
現行のIntel Nehalemの1.3倍くらいしかなくて、なおかつスカラ演算能力では大きく負けてる。
SPARC64 VIIIfxはそのコアを1チップに8コア積んで128GFlopsの演算性能を
実現してるので、チップ面積は513mm2とかなり大きくなってる。(Nehalem4コアの2倍以上)
持ち味のSIMDユニットの倍精度演算能力も同時期に出るIntelのSandy Bridge
のAVXによって1コアのクロックあたり性能で並ばれてクロック差で性能は負ける。
TOP500のスパコンが軒並みAMDやIntelのx86系CPUやPowerPCを
使ってるのも安価に入手できる汎用CPUが抜群にコストあたり性能が高いから。