09/10/12 22:03:27 N6UJ6/jY
アメリカがうまい話で紙切れ金融優位経済を主張し、自己責任論で勝ち組の理論的な
自己防衛をしていたのに、全世界にその罪科を撒き散らして結果として被害を世界全体に
及ぼしたときはその元凶の詐欺企業共々、かつての勝ち組も今では政府からの補助金を
恵んでもらって初めて赤字にならずに助かって一息ついている。それでも下請けの
中小企業には無理を押し付けながら。ここでも↓説明がある通りだね。
政治経済レポート:OKマガジン(Vol.201)2009.10.11
URLリンク(www.oh-kouhei.org)
1.前線の兵士 2.利他の精神 3.三人の番人
2.利他の精神
リーマンショック以降の国際社会は、資本主義やコーポレートガバナンスのあり方に
ついても自問自答を続けています。
経済学の周辺領域に登場するのが「自利」と「利他」という概念。企業や金融機関が
「利他」を忘れて「自利」ばかりに走れば、経済は刺々しく、荒んだ様相を呈します。
かつての日本経済の絶頂期は、護送船団方式と呼ばれたビジネスモデルによってもたら
されました。金融機関を介して企業や産業を保護・育成するという間接金融資本主義に
立脚した相互依存モデルです。
金融機関はメインバンクとして企業を支え、企業が発展することで金融機関も恩恵を
受けるという「Win-Win」の関係でした。
企業や金融機関がそれぞれ「おかげさまで」という「利他」の精神を忘れ、お互いに
「自分だけは」という「自利」を追求すれば、日本経済が衰退するのは論理的必然と
言えます。
資本主義やコーポレートガバナンスのあり方は国際的時流との整合性が求められます
ので、護送船団方式に回帰すべきと主張しているわけではありません。しかし、
日本として追求すべき経済社会の文化、規範、価値観を育む不断の努力を行うことが
求められます。