09/10/08 10:46:26 ejXg1ixD
徳島県木頭村。ここも、群馬県長野原町の 八ッ場ダム と同じように、
権力の絶頂にあった当時の自民党政権下で、大型公共事業の利権型政策の中に巻き込まれ、
やがて、
ダム反対派とダム推進派が、争いを起こし、八ッ場ダムの長野原町と同じように、村の内がメチャクチャになってしまった!
家族の中でも争いが起き、親戚同士が仲たがいし、村の助役は板ばさみのなかで悩み抜いて自殺し、
美しい故郷の村が、自然崩壊だけでなく、地域崩壊、村の崩壊、家族崩壊まで引き起こしていた。
これが、大型公共事業の恐ろしいところ。何千億という巨額の金が動くからだ。
しかし、この村では、八ッ場ダムの長野原町と違って、ダム反対派が大勢を制し、
当時の建設大臣だった亀井静香は、ダムの建設中止!を宣言せざるをえなかった。
反対運動の結果ダム建設は中止さたものの、政権ににらまれたのか、補助金はカットされ、当時の地方の小さな村としては巨額の
3億円という、巨額の借金を抱えてしまった。
でも、この村は、ここからがすごい!
故郷という宝物が残ったんだから、ダムなんか要らない!生きた山々が生きた緑のダムとなり、自分達を守ってくれると考えた。
その山や畑がはぐくんでくれる、地元のゆずに目をつけ、大豆に目をつけ、みんなでその生産にとりくんだ。また、地域通貨を作り、
村内での金の流通を互いに補助しあいながら、頑張った。
その結果、
村は立ち直り、今では一億数千万の黒字を生み出している、という。
やればできるのだ。知恵をだしあって頑張ればできるのだ。巨額の金に目がくらんで八ッ場ダムを造ろうとした町とは違う選択の姿が、
ここにはあるのだ。