09/10/24 05:17:57 HyhrwnkG
○ エマニュエル・トッド氏
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もうひとつは、もちろん、核武装することにあります。
これは、われわれ平和憲法を死守したいとする面々をカッとさせてしまう選択肢だとはいえ‥‥。
「日本人にとって、核兵器はおぞましいものだが、フランス人、ドイツ人にとっては戦争を不可能にする兵器なのだ。」
と、トッド氏もつけくわえるのを忘れない。そして、つぎのような想定と分析判断―。
「もし、日本が核兵器を持っていたら、(米国に安全保障面で依存しなくともよく)イラクへの自衛隊派遣の必要もなかっただろう。」
「米国に引きずり込まれる形で日本が自衛隊を派遣したことは、むしろ日本の自立機運を加速することになると思う。」
「イラク戦争に巻き込まれた日本は対外安保政策を問い直し、日米同盟が危険であるとの結論にたどりつかざるを得ない。」
「膨大な貿易赤字を抱える米国はカネを必要とし、世界への課徴金を正当化するために、小さな戦争を必要とする。日欧の国益は平和にあり、米国の国益はある程度、戦争にある。」
「消費大国の米国が、今後も世界の富を吸収するブラックホールであるとすれば、中期的に日本は対欧連携の道を検討せざるを得なくなる。」
そして、トッド氏は、日本国民が自らの道を決めるためには、米国の事実上の「保護領」としての地位に終止符をうたなければならない―と結論するのです。