09/08/03 14:46:19 YzutsTeb
>>982
純一郎氏の首相時代に、映像を見てた素直な印象では、人情に篤く当意即妙のコメントを
していたと感じる。あれは賢いだけでできるものでもないし、ブレインの支持でできるもの
でもない。自分の持っている情緒センサーを総動員してみたところで、純一郎氏をサイコパスとは
認定しがたい。
したがって、彼をサイコパスだという主張をする人々のほうの資質について考え始めるほかなかった。
伝えられている人物像は、犠牲者側の意見、というわけだ。純一郎氏自身はコメントを慎んでいる。
「自分は犠牲者だ」という思いを自我に取り込んでアイデンティティにまで固めてしまう人格を
人格障害と呼ぶ場合もあるが、もしもたとえば、そんな人物だけにインタビューしたら
もしもそうしたら、純一郎氏をサイコパスと指摘する書物が何冊でも出来上がるだろう。
また、これは配偶者間という、特別に個人的な問題であり、
そこを書籍に仕上げて印税と名声を得ようとする人間の品格というのも
考えるべきだろう。
とにかく、純一郎氏が離婚時に手痛い思いをしながら、きっぱりと手を切った相手との
苦闘の時代があったことは判る。
在任中の事件や事故へのコメントで、氏が、災難の最中にいる人々の痛みや、家庭の機能不全や依存、
共依存の痛ましさについて、よく理解した人間だということが自分には判った。
人質事件で帰国したトラウマを負った犠牲者を、首相の依頼で即座に診察したのも斎藤学医師だ。
人の心の課題やトラウマ、子供の心、養育環境としての家庭や父母について、政治家にしては珍しく
熟知した人間だったと理解している。
何年か前、在任中のテレビ討論で、教育の課題に話が及んだ時、純一郎氏が子供の心や
生育環境についてとつとつと語りだした時、その場にいたどの政党のどの人物も、
黙って静かに耳を傾ける空気となったのを憶えている。
純一郎氏の浪人時代の師匠は、立派な人柄が今も語り伝えられる
福田赳夫氏であり、夫人からも併せてよい薫陶を得ただろうことが想像される。
進次郎氏が落選しても当選しても親父とは別に
立派な人格を持った政治家の師を持つべきだとは思う。