09/08/12 03:50:30 NozirmMV
真っ先に粛清して欲しい日銀
スコットサムナーというアメリカの経済学教授が語る日銀のデフレ誘導政策
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
2003年の例にまさしく示されているように、日本はデフレに「捕われて」なぞいなかった。
それは日本が通貨を減価させるつもりがあったか否かの問題だったのだ。
彼らがそれに取り組んだ時、事態は少し良くなったが、
実際にインフレをもたらすところまでは推し進めなかった。
私に言わせれば、そこが重要なポイントだ。
1994年以降の日本のGDPデフレータの一貫した下落は偶然などではない。
日銀は金融経済学を理解していないか、約-1%のデフレを政策目標に置いているかのどちらかだ。
注意すべきは、もし本当に物価安定を目標にしていて、3年間物価が1%ずつ低下したのならば、
目標経路に戻るためには今度は3%のインフレを目標にするべき、という点だ。
私には、15年の間GDPデフレータが低下し続けたにも関わらず、日銀がインフレを
一切欲しなかったことは極めて明確に思える。
従って、日銀が単に間違いを何回か犯しただけだ、という説明にはもう納得できない。
また、仮にそうだったとすると、それは(クルーグマンが時々言うような)
流動性の罠に「嵌った」ということではなく、間違いを繰り返し続けるという
まったく別種の問題ということになる。