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7月失業率、過去最悪の5.7%=求人倍率0.42倍で最低更新
8月28日9時0分配信 時事通信
総務省が28日発表した労働力調査によると、7月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.3ポイント悪化し、
過去最悪の5.7%となった。失業率の上昇は6カ月連続。一方、厚生労働省が同日発表した7月の有効求人倍率(同)は、
前月を0.01ポイント下回る0.42倍で、3カ月連続で過去最低を更新した。失業率はこれまで、「ITバブル」崩壊後の2002年
6、8月、03年4月の5.5%が最も高かった。
今回の景気悪化局面で失業率は半年間に1.6ポイント上昇し、急激な悪化ぶりが際立つ。来年にかけ一層上昇するとの
見方が強く、6%台に乗る可能性もある。衆院選後の次期政権にとって雇用問題は最重要課題の一つになる。
失業率を性別にみると、男性は前月比0.4ポイント上昇して6.1%と初の6%台になった。女性は5.1%で0.1ポイントアップした。
完全失業者数は、前年同月比103万人増の359万人で、増加幅が初めて100万人を超えた。このうち、倒産や人員整理、
雇用契約満了など「非自発的な理由」による失業者は、過去最大の163万人だった。
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