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★日本は世界4位 所得格差で2万人超が“過剰死亡”
所得格差の拡大につれて人が早く死ぬ危険が高まり、
格差が原因で1年間に増える死者数(過剰死亡)は日本で約2万3000人、日米など15カ国で154万人に上る―。
こうした推定結果を山梨大医学部の近藤尚己助教らと米ハーバード大などの研究グループがまとめ、11日付の英医師会誌に発表した。
所得格差が大きくなると社会的ストレスが強まって健康に影響することは知られていたが、
世界中でこれほど多くの人命を奪っていることが示されたのは初めて。
近藤さんは「健康対策の面からも格差問題を考えるべきときになっている」と指摘している。
グループは、多数の論文の内容を分析して結論を導く「メタ分析」という手法で、
所得格差と健康に関する世界中の論文のうち、信頼性の高い31の論文を解析。
約6000万人が調査対象となった。
格差の指標となるジニ係数が0・3を超えて格差が大きくなると、
個人の所得水準や年齢、性別にかかわらず、健康への悪影響が出始めていた。
ジニ係数が0・3から0・05上がるごとに早期死亡の危険が9%ずつ増加する傾向も分かった。
経済協力開発機構(OECD)加盟の30カ国のうち、ジニ係数が0・3以上の国は日本を含め15カ国あった。
この15カ国のジニ係数から所得格差による各国の過剰死亡を推定すると、米国が88万人と最多で、ジニ係数が高いメキシコやトルコが続いた。
日本は約2万3000人と4位で英国のほぼ2倍だった。
研究グループの山縣然太朗・山梨大教授は「悪影響を受けるのは貧困者だけではない。
格差社会で余分のストレスを受けて、すべての人々に生活習慣病やうつ病などのリスクが高まるのではないか」と話している。
URLリンク(www.sponichi.co.jp)
一刻も早く、民主党・社民党・国民新党・新党日本連立政権は、
ベーシックインカムや負の所得税のような基本所得保障制度を導入し、
下への格差拡大を是正してほしいですね。