09/05/07 10:29:49 ae/vXKz3
天皇パンダ論
本来的に天皇とは立憲君主とは相容れない。まずはこの基本原則を理解しろ。
明治維新を経て天皇の位置づけをどうするかとゆ~コトを明治の元勲連中は
試行錯誤して考えた。王政復古なのだから天皇親政が適切だろうとか、開国
したのだから欧州の君主制を模したらどうかとか。で、紆余曲折をへて出た
結論がプロシャ型の君主とゆ~立場を選んだ。現在の天皇の原型はここから
スタートしている。この段階で古来からの天皇とは違った存在になったワケ。
そして、戦争に負けると民主制に見合った存在にすべく考えられたのが現在
ある「象徴」としての天皇だ。この原型は英国型でありバジョットが唱えた
「権力と尊厳の分離」とするものだ。そこで当時の役人連中は考えた。英国
の王室ってどうしてるのか。見て分かったのはウンンザー公の国王離脱など
の変遷によって尊厳の対象としてではなく、「親しまれる理想的な家族像」
なる表出によって王室維持を図っているコトを。BBCによって王族の日常を
国民に伝え国民は王族の家族に憧れるとゆ~図式の関係性だ。日本もそれを
取り入れた。それが「開かれた皇室路線」だ。