09/06/30 22:42:21 SzcaWMeC
衣食足りて礼節を知る
ホームレスと福祉国家
URLリンク(mizushima-s.pos.to)
マーガレット・サッチャーによる新自由主義改革
「利潤」と「効率」の重視と自己責任社会の再生
「社会などというものは存在しない。あるのは個人と家庭だけだ。」
鉄道、電話、水道などの公益事業の民営化、金融分野における規制緩和、労働組合への攻撃、富裕層の所得税
や法人税の引き下げ
→経済を活性化させた一方、貧富の格差の拡大、医療・教育サービスの低下、若年層の失業の増加、犯罪の増
加など社会の荒廃という弊害をもたらした。
↓
「社会的包含」…恵まれない環境に生まれ育った人を社会から排除するのではなく、社会参画を促し、社会の
一員として働くことによって市民としての役割を果たしてもらう。
→個人の生活について丸抱えで面倒を見ることではなく、人間の自立や社会参画の条件を整備し、背中を押す
こと
→「働くための福祉(welfare to work)」
↓
スローガンは、誰もが排除されない「一つの社会」。具体的には野宿者を限りなくゼロにすることを最終数
値目標に、当面は2/3の野宿者を解消することを具体的な課題としている。
Q.ホームレスを組織的に動員することは可能か
「たしかに東京都6000人をまとめることができれば、政治的意図の強い行動を起こすことは可能かも
しれないが、実際問題としてはかなりむずかしいと思う。例えばどこかでデモ行進を行ったり、集会を行った
りするとしても、まずそこまで移動する交通費がない。それに、やはり全体として知識やゆとりがないのは事
実なので、動機付けをするのがむずかしい。例えば、下着が足りないなどの具体的なわかりやすい目標があれ
ば、ある程度のまとまりを作ることはできるが、6000人は現実的な数値ではない。」