09/02/11 13:49:05 hVpWiTLB
麻生が言った「(郵政選挙のとき)国民は民営化賛成・反対に興味があっただけで(4分社化などの)内容はよくわかっていなかった。」発言に対するマスコミの反論がぶれている。
古館のように「国民はちゃんと分かった上で投票しましたよ!わかってなかったのは麻生さんだけでしょ。」という民営化擁護派もいれば、
「わかってなかったとすれば説明責任を果たさなかった自民党側が悪いんでしょうが!!」というコメンテーターもいる。
では、実際は当時の国民はどう思っていたのか?
実は国民は4分社化には反対だったのだ。
小泉が解散を宣言する直前までの世論調査(各社とも)で、国民の大多数は民営化に賛成だったが、その中の大部分は(当時の)今国会で結論を出さず継続審議にすべきと思っていたという結果が出ていた。
それはつまり、自民党案ではダメだと思ってたってことだろう。
ところが、解散以降、世論調査自体「賛成か反対か」だけになって、質問・回答の選択肢から内容を問うものが無くなってしまった。
当時のマスコミの反応で代表的なのはやはり田原総一郎だろう。
野党議員が4分社化の弊害を説明しようとすると
「そんな細かいこと言っても国民はわからない、だから野党は駄目なんだ!!
民営化に賛成か?反対か?どっち!?」
田原は極端だが、ほとんどのマスコミは概ねこんな調子だった。
要するに細かいことを番組で国民に説明しても難しいし退屈だし、「賛成・反対」で盛り上げる方がラクで数字も取れるからだ。
そんな聞き方されたら、野党としては「民営化自体反対」に回らざるを得ない。
そして選挙結果は皆さんご存知のとおり。
勝谷や宮崎は「選挙が終わった後から(!)」「民主党は馬鹿だ。民営化には賛成して、そのやり方を争点にすれば勝てたのに」とヌケヌケと言った。
(忘れもしない、郵政選挙開票日翌週のたかじん委員会での発言)
それをさせなかったのは、お前らマスコミだろうが!
てなことをずーっと指摘し続けてきたんだけどね。
同じこと何回でも言うよ。
今、かんぽの宿などで郵政民営化のイカサマが次々暴露されているが、自民党以上に責任転嫁してるのはマスコミだ、ということを意識しよう。
今は「あのとき」と同じ選挙前だ。
絶対にマスコミに踊らされる二の舞になってはいけないのだ。