08/12/21 01:32:28 qgaJDUf0
最近では、この「制度保障」論の考え方を応用して、日本国憲法の天皇規定
は一種の制度保障だとする見解も現れた。
天皇の地位を代々世襲してきた家系には家名がなく、ふつう天皇家と呼ばれる。
日本国憲法の立案者を含めて、当時の人々の意識でも、天皇の地位と家系は、
一体のものとして理解されていたと考えられる。
だから、憲法は天皇という名称の政府機関を置くことで、長い歴史をもつ
天皇制と天皇家の存続を決定し、ただし明治憲法上の天皇の地位・権限は、
根本的に変革したと見る多数説が自然だろう。 「憲法<2>・統治」