08/12/21 01:31:57 qgaJDUf0
日本国憲法はまったく新たな天皇制を創設したのだと理解する学説もある。
中には、憲法2条の世襲制を定めるだけで、具体的にどの家系の構成員が
世襲すべきかを特定していないから、日本国憲法制定時点で現在の天皇家
に皇位が継承される必然性は、理論的に存在しなかったとする見解もある。
しかし多数説は、日本国憲法は歴史的に存続してきた天皇制を前提とした
うえで、天皇の地位、権限に根本的に変革を加えたのだと理解している。
憲法の中に、その憲法が制定される以前に既に存在していた特定の制度を
保障する規定が含まれると主張した。