08/12/25 11:40:35 /zSqc6Cj
>>154 自由競争では、少数の勝者と大多数の敗者、失敗者に必然的に別れる。
少し違和感があるなぁ。
「新自由主義」を標榜した小泉-竹中路線への批判が強いが、
そもそも、80年代のレーガノミックス時代のように、小泉政権下でそれほど大幅な「規制緩和」に成功したのだろうか?
規制緩和で俺が思いつくのはタクシー業界ぐらいだね。ほかにあるかな?
(いま話題の製造業にも労働者派遣が可能になったのはたしか1998年だ。小泉政権前だよね)
むしろ、官僚の抵抗などに会い「規制緩和」が足りなかったんじゃないか。
税制面でも、所得税のフラット化や、法人税の国際標準への引き下げが行われず、
新自由主義的政策の導入に失敗したと思う。
よく言われる「地方の疲弊」「所得格差」は「経済のグローバル化」により
事実上の‘海外からの労働力流入’があったからだ。
製造業の海外生産比率はいまや5割になり、海外で安い労働力が活用できるようになったから、
国内での労賃も比較感から上げられなくなった。
もしも、新自由主義政策により「地方の疲弊」「所得格差」が起こったというのならば、
具体的にどんな政策、制度がそれを惹起したか教えてくれないかな。俺にはわからんよ。