08/12/25 09:35:24 59Kqt3XC
自由競争では、少数の勝者と大多数の敗者、失敗者に必然的に別れる。
勝者が成功するのはよいとして、
敗者・失敗者が浮浪者や自殺などにおいこまれないように
セーフティーネットを用意し、国民の不幸を最小化するのが政治の役割と考えるのが先進諸国だ。
敗者・失敗者は逝ってよし。浮浪者になるのも、自殺するのも自己責任と考えるのが野蛮な国だ。
リスクの少ない社会がいいのか、リスクの高い社会がいいのか、
前者のような社会が望ましいのか、後者のような社会が望ましいのか。
さらに、いかにフェアな自由競争のルールをつくるか。
自己責任主義は、公正なルールが前提だ。
たとえば、出自は選択できない。
富裕層、中間層、貧困層で生まれるかによって、
スタートラインが異なる。
親も選べない。
親が善人か、悪人か、聡明な人か、愚かな人か、等々によって
スタートラインが異なる。
また、下流層ほどリスクは高い。
漫画「ドラゴン桜」の主人公の台詞にあるとおり、
「一握りの勝ち組は自分たちが永遠に勝ち続けられるようにルールを決める」のであるならば、
負け組みが、負け組からはい上がることは容易ではなくなる。
「一握りの勝ち組は自分たちが永遠に勝ち続けられるようにルールを決める」社会が望ましいのか
出自や階層などによって人生における成功の機会が限定されることのないルールの社会が望ましいのか