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◆中谷巌「小泉改革の大罪と日本の不幸」
著名経済学者の中谷巌氏が「週刊現代」12月27日・01月03日号に寄稿した
『小泉改革の大罪と日本の不幸 格差社会、無差別殺人─ すべての元凶は「市場原理」だ』を非常に興味深く読みました。
中谷巌氏といえば、小泉純一郎元首相や竹中平蔵元経済財政政策担当大臣とは思想的に近く、
「米国式市場万能論」の信奉者として「日本の米国化」を強力に推進してきたエコノミスト。
であったはずですが…。
ここにきて過去の自分の主張には大きな過ちがあったと「懺悔」をしているそうなのです。
「週刊現代」中谷巌氏記事の冒頭部分を紹介させていただきます。
>豊かな中流階級はどこへ消えた
>私《中谷巌》はいま、これまでの自分の主張が誤りだったと率直に反省しています。◇
>小泉構造改革は日本にアメリカ流のグローバル資本主義を持ち込みました。
>間接的にですが、その改革に参画した私は、小泉・竹中氏同様、日本社会に構造改革を持ち込んだ張本人なのです。
>しかし、いきすぎた構造改革は日本社会の良き伝統を壊す強烈な副作用を生み出しているように思われます。
>貧困層の増大、異常犯罪の増加、ぬくもりのある社会の消失などです。
>「これはいけない」と、私は自らの主張が誤りだったと悔恨の念を持っています。
>「すべての改革が不要だった」と言っているわけではありません。
>ただ、改革は人々が幸せになるための手段です。構造改革で日本人は幸せになれたでしょうか?
>多くの人々を不幸に陥れてしまう改革は、改革とは呼べないのです。◇
「週刊現代」記事では小泉純一郎・竹中平蔵両氏の写真の下に
「いまだ反省の弁もない2人だが、中谷氏の発言をどう受け止めるのか」という一文がつけられています。
彼らが「懺悔」したり「反省」したりすることは考えにくい。◇
「小泉・竹中カイカク」により生活を押しつぶされ、人としての尊厳を奪われた多くの被害者が存在します。
たったひとつしかない命を奪われた人も、けっして少なくはない。
URLリンク(kihachin.net)
小泉・竹中似非改革を推進してきた中谷教授が自己批判。