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日本医師会総合政策研究機構 「公的年金基積立金の運用実態の研究」より
・存在するはずの年金積立金 143兆9858億円
・実上’破綻’と評価される特殊法人や地方自 87兆8857億円
治体 などに融資され回収見込みがない積立金
・残っている年金積立金 56兆1001億円
①住宅金融公庫 23兆4518億円 ②地方自治体 17兆5000億円
③年金資金運用基金 10兆6150億円 ④特別会計(裏国家予算) 10兆6000億円
⑤日本政策投資銀行 4兆3490億円 ⑥国際協力銀行 3兆9683億円
⑦都市基盤整備公団 3兆9017億円 ⑧日本道路公団 3兆5212億円
⑨国民生活金融公庫 2兆7982億円 ⑩農林漁業金融公庫 1兆 823億円
⑪福祉医療機構 9800億円 ⑫中小企業金融公庫 8478億円
⑬首都高速道路公団 6196億円 ⑭阪神高速道路公団 5292億円
⑮沖縄振興開発金融公庫 4660億円 ⑯鉄道建設。運輸整備機構 3158億円
⑰本州四国連絡橋公団 3052億円 ⑱日本育英会 2871億円
⑲ 電源開発 2795億円 ⑳石油公団 1431億円
レポートを行った森宏一郎氏は、「特殊法人だけで約60兆円の積立金を食い潰しています。特
殊法人は営利団体ではないので、これらの’借り入れ’は税金で返済しているだけです。特殊法
人へ流れた年金は役人の高額給与や退職金、公共事業、傘下のグループ企業等に食い潰され
ているのが実情です。」とコメント。また、同氏が慶大客員教授・土居丈朗氏と、年金原資を’借り入れ’
している特殊法人と自治体の財務分析をおこなったところ、なんと24機関がCCランクの格付けで、事
実上「経営破たん状態」であることが判明した。
上記は’02年度のレポートだが、’08年現在不良債権となった年金原資は、ついに100兆円
の大台を突破したと予見されている。