09/02/23 10:33:17 nukde4P/
>>254 >植草一秀の『知られざる真実』 -> URLリンク(uekusak.cocolog-nifty.com)
フジテレビ「サキヨミ」が「かんぽの宿疑惑」を三たび取り上げた。すでに売却された「かんぽの宿」の
その後を検証した。日本郵政公社時代に売却・閉鎖された「かんぽの宿」は27箇所。現状は、高齢者
施設4、工場・墓地2、閉鎖14、宿泊施設7である。
「あわの抄」、「さひめ野」などの宿泊施設の事例が紹介された。利用料金を据え置いたままで、黒字化
に成功している現状が伝えられた。
大きな経営改善が人件費圧縮によって達成されている。フルタイム雇用60人体制を15人体制に転換して、
人件費を大幅に圧縮した事例が示された。別の施設では、54人体制が30人体制に修正された。
親方日の丸の「ぬるま湯体質」を筋肉質の体質に変えることが「民営化」の大きな目的ではないのか
日本郵政の経営形態が株式会社に転換しても、従来の親方「日の丸体質」を維持するのでは、制度改革
の意味はない。
料理のメニューも抜本的に見直せば、同じ経費でより満足度の高いサービスを提供することが可能になる。
旅館ビジネスの専門家が今回売却対象になった55の施設の財務データを分析した結果では、32の施設
が黒字化できるとの結論が得られたことを番組は紹介した。
役所からの「天下り」職員の退職金負担などが大きいことが問題であるとのコメントが示されたが、経営
効率化に向けての努力を注ぐべきことは当然だ。
政府の財産評価では、経営努力をまったく施さないまま、直近1年間の収益性の変化から将来の収支を予測し、
割引現在価値から資産価値を査定する手法が取られた。番組出演者は「資産査定を恣意的に引き下げるため
の措置」だったのではないかと指摘した。