09/03/24 19:31:43 7yOGkO0H
>>452
でさ、ネトウヨは当時のマスコミの報道状況を知ってて発言してる訳？
まず第一に、当時は検閲によって、軍と政府に都合の良い記事以外（特に軍事に関する事）は、
却下されていた事。
報道陣には報道の自由は存在せず、政府や軍に都合の良い記事を捏造させられていた事等が特徴。
特に戦果の部分にはそれが顕著に出ていた。
この点を踏まえると、前回も書いたが、百人切りの記事は、
「事実を報道した記事」か、もしくは「軍によるやらせ（若しくは軍の了解のある）記事」のどちらかと言う事になる。
事実であるならば裁判自体が不当な目的で行われたものと言う事になるし、
軍の関与がある記事であるとすれば、原告は新聞社ではなく、国を相手に訴訟するべきという結論になる。
所が右翼側は故意に訴訟相手を、政府ではなく一新聞社、それも右翼から左翼新聞社とレッテルを貼られている新聞社にした所がこの訴訟の重要ポイントである。
その目的は、「左翼は事実を捏造して報道する」と言う事を、訴訟相手を裁判と言う形で実証しようとしたもの。
元々今の政府は戦前議員や官僚の体質を引き摺っているため、右翼にとっては自民党与党は支援の対象である、
又、厚生労働省にも多数の元軍人が居た事は有名で、この事実も原告が政府ではなく、訴訟相手を一新聞社とした事の理由と言えるだろう。
また何より一番謎なのは「何故報道された当時に故人の名誉毀損で軍と毎日新聞社を訴えなかったのか？」である。
バカでも分る真理としては、事件発生時に直ぐ訴訟を起こせば起すほど、証拠集めは容易いと言うことがあげられる。
故人の「名誉」に関わる事と争ったのがこの訴訟の骨子部分なのだが、
それならば毎日新聞社に報道された時点で、何故名誉を重んじる軍や軍人本人が、
毎日新聞社を訴え無かったのだろうか？
この疑問に対して右翼諸氏は、どの様に合理的に説明するのだろう？