08/11/11 23:41:43 fe8qd4Lm
>>873
国防をあやまっちゃうと、皆が食っていけなくなる、ということが、全然わからんと?
例えばの話。
どうして台湾有事が起きた場合のことが問題にされるのか?
それはね、台湾海峡おきのタンカー航路が、台湾政府ではなく中国政府の管轄になるからだよ。
すでに安定した航路の持ち主が、突然変わっちゃうってこと。
ここで考えられる選択肢は、
1. 中国にのど元を抑えられた状態で台湾航路をそのまま使う。
独裁国家にのど元を抑えられる恐ろしさは想像できることと思う
ある日突然、海上封鎖をかけられると、日本人全員がマジで食っていけなくなる。今日ではコメを作るのにも石油が要るからだ。
現状ではこののど元を台湾、というよりもむしろアメリカに抑えられている状況。だから同盟を結んで国民の命を確保してる。これ、あんたが思ってるよりずっとリアリティの強い話。
日本政府は日々、中国のご機嫌を今以上にとりながら過ごしていかねばならない。もちろん、いくら機嫌とったって、国家主席が交代すれば全部チャラになったりする。そんなリスクを背負わねばならない。
2. 迂回航路をとって、台湾沖を大きく回り込んでタンカーを回す。
当然その分コストはかかるし、物価は上がりまくり。食えない国民は今よりはるかに増える。
なにより安全な航路を開拓して確立するってのはあんたが思うほど簡単じゃない。ちょっと暗礁に乗ったらおしまいなんだから。だからこそシンガポールは繁栄してるわけ。海賊は出るし海峡は狭いけれど、それでもあそこほど安全な航路はないということ。
これくらいでわかるだろうか?安全保障と「国民生活」が直結しているということが。