08/12/17 14:11:39 Wlv6Q0WJ
私《中谷巌》はいま、これまでの自分の主張が誤りだったと率直に反省しています。
1990年代、細川内閣や小渕内閣で首相の諮問機関のメンバーだった私は、規制緩和や市場開放の旗を熱心に振り続けました。
そして小渕内閣の「経済戦略会議」議長代理として発した提言は、その後、同会議の 委員だった竹中平蔵さんによって引き継がれ、
彼が小泉内閣で政策立案の中心人物 となったときに、小泉構造改革の一環として実現していきました。
小泉構造改革は日本にアメリカ流のグローバル資本主義を持ち込みました。
間接的にですが、その改革に参画した私は、小泉・竹中氏同様、日本社会に構造改革を持ち込んだ張本人なのです。
しかし、いきすぎた構造改革は日本社会の良き伝統を壊す強烈な副作用を生み出し ているように思われます。貧困層の増大、異常
犯罪の増加、ぬくもりのある社会の消失 などです。
「これはいけない」と、私は自らの主張が誤りだったと悔恨の念を持っています。
「すべての改革が不要だった」と言っているわけではありません。ただ、改革は人々が幸せになるための手段です。
構造改革で日本人は幸せになれたでしょうか?
多くの人々を不幸に陥れてしまう改革は、改革とは呼べないのです。
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