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ドイツの苦悩―移民の失敗、繰り返さない 内務省政務次官、オーレ・シュレーダー氏に聞く
スウェーデンと並び、欧州の中でも移民が多いことで知られるドイツ。1960年代、労働力不足を補うために、
トルコなどから移民を受け入れた。しかし、40年後の今、当時の移民政策の失敗が残した後遺症に苦悩
している。当初、期間限定で受け入れたはずの外国人労働者の多くがドイツに定住し、社会に溶け込めないまま、
失業率の上昇など社会問題を引き起こしているのだ。
一方、情報技術(IT)技術者など高度な技能を持つ人材は不足しており、高度技能人材の受け入れは
拡大しなければならない。ドイツ内務省政務次官のオーレ・シュレーダー氏に聞いた。
シュレーダー 1960年代の移民政策は、期間限定で労働者を受け入れようとしました。一定期間働いたら
祖国に帰し、その代わりに他の労働者を採用するという、いわゆる“ローテーション原則”と呼ばれるものです。
しかし、結果的に、非常に多数の外国人労働者がドイツに定住することになった。これには、労働者側と
企業側の両方に理由がありました。
2世、3世がドイツ社会に溶け込めず
シュレーダー 当時の移民政策が限定的な成功しか納めなかったということは、現在、特定の地域で、
例えば移民2世や移民3世がドイツ社会に十分に統合されていないという事実に如実に表れています。
外国人の失業率はドイツ人の約2倍ある
多くの移民は、学校で、大学で、職場で、上手く社会に馴染んでいます。しかし、その一方で、社会で居場所を
見つけるのに苦労している人もいる。特に、トルコ系移民の2世や3世にこうした傾向が強い。実際、こうした状況は
統計数字にも表れています。例えば、外国人の失業率はドイツ人の約2倍もあります。
URLリンク(business.nikkeibp.co.jp) 抜粋