08/10/06 04:36:46 owXhduVo
経済コラムマガジン
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このように米国では経済政策の決定にケインジアンが活躍している。ところが何を勘違いしたのか、
今日の日本では経済政策に関わる経済学者の多くが構造改革派であり、新古典派に影響を受けた
者ばかりである。むしろケインジアンと目される経済学者が追い払われているか、あるいは従来の
主張を隠さざるを得ない状況に置かれている。
そして本来なら科学者として「象牙の塔」にこもって研究しているべき新古典派系の経済学者が、
現実の経済について出しゃばっている。日本の経済政策がおかしくなるのも当然である。また橋本
政権時代あたりから経済に関して「虚言・妄言」が極端に増えたのもこれが原因であろう。
これも日本人が、完全にケインジアンであるサミュエルソン(クライン博士を含め)などの経済学者を、
いまだに新古典派と誤解していることに端を発していると筆者は見ている。つまり米国で活躍している
有名な経済学者のほとんどは新古典派であり、ケインジアンは時代遅れでいなくなったと勘違いし
ているのである。事実は正反対である。