08/08/26 08:45:03 kk8ai2+z
化学溶液タンクに落下した同僚を解雇
「最初トヨタに入ったときは、世界のトヨタで働けるとうれしく思って
いました。でも実際に働き始めると、私にとっては地獄のようでした。
特に労働者に対する安全設備が不備でした。工場の中は非常に暑く、
作業もつらかった。工場内は冷房が効いていません。近くにオーブンの
ような熱源があり、苦情を出して扇風機を設置してもらいました。でも、
汗が乾く間もありません。
給水器があって水は飲めるのですが、コンベアーの流れ作業なので、ダッシュ
で走って水を飲み、またすぐに戻ってくるような状況です。
本当に労働者の権利を守らなければならないと思い、98年に現在の
フィリピントヨタ労働組合を結成しました。
その年に事故が起きました。塗装した部分の油をとるために化学薬品を使うので、
そのために化学薬品(液状)を入れるタンクがあります。一緒に働いていた仲間が、
そのタンクに落ちてしまったんです。
全身の皮膚がはがれるようなひどい火傷(やけど)で、周囲の労働者たちは、
どうしていいかわからずパニック状態になってしまった。私が彼を助け出し、
背負って病院に連れて行きました。ただれてしまった彼の皮膚が私の体に
密着した生々しい感覚を今でも覚えています。
大怪我をしたその仲間は、出勤できなかったので即解雇です。大火傷を負った
ので出勤できないのは当たり前ですが……。事故自体がケガをした彼の責任だ
とされました」
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