09/08/22 20:19:47 YZ/iBa1R
民主党政権になった翌年、私は妻とともに散歩に出かけた。
まだ夏だというのに木は寒々としている。
日本人の表情は失望と疲弊に満ち、額から流れる中国人労働者の汗が太陽光を反射していた。
「韓国人が憎まれる時代は終わったのだな」
昨年から生活保護生活を続ける朴さんが、ほっとしたように私たち夫婦に言った。
「ええ、これからは日本人が外国人を支える時代なんですよ」
普段は滅多に話に加わらない妻の靖子が、朴さんの肩に手を置いて悲しく言った。
「民主党の旗を御覧なさい。日本が内部から崩壊しているじゃないですか」
通りがかりの目の細い中年男がそう言って微笑んだ。
2ちゃんねらーは長年使ってきたPCを質に入れ、黒光りする銃を購入した。
「ネットはもう無力だ。これからは日本中にデモの音を響かせよう」
仕事を失った農夫の表情で男は言った。
青空のなかをテポドンが横切っていった。