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★中国人監督が靖国映画制作 戦争が残した混乱 10年かけ描く★
東京新聞 2008年2月8日 夕刊
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
日本で活動する中国人映画監督李纓さん(44)が、靖国神社をめぐる人々の姿から、戦争が日本人の心に
残した混乱とその背景を描こうと、十年をかけ撮影したドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」が完成、
四月から全国で公開される。
映画は、軍刀の「靖国刀」を打ち続ける刀匠が戦争や神社に抱く複雑な思いを軸に描く。さらに小泉純一郎
元首相の靖国参拝をめぐり、境内で軍服で隊列を組み参拝する男たちや、星条旗を掲げて元首相支持を
訴えた米国人に対する参拝者の反応などを映す。
李監督は一九八九年、自由な映画制作を求め来日し、約二十年間日本に住む。映画を通して「なぜ日本と
他のアジア諸国の間で戦争に対する認識のギャップが残っているのか、問い掛けたい」と訴える。
制作のきっかけは、一九九七年に神社近くで開かれた南京事件六十周年のシンポジウム。旧日本軍の
映画が上映され、君が代とともに兵士が行進するシーンに、参加者が拍手喝采(かっさい)する姿に衝撃を受け、
撮影を始めた。
境内で首相参拝を批判した日本人青年が、賛成派から中国人と間違われ「中国へ帰れ」と集団暴行される場面も。
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監督は「怖くて汗が止まらず、ピントがうまく合わせられなかった」と振り返る。李監督は「靖国神社はアジアに
とって重要な問題。人々がもっとよい形でコミュニケーションできるようにしたい。小泉元首相にも見てほしい」と
話している。