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大阪地検特捜部 ズサン捜査ボロボロ発覚/「郵便不正事件」公判で大揺れ
●幹部のクビが飛ぶ!?
大阪地検に激震が走っている。元厚労省局長の村木厚子被告(54)が特捜部に逮捕、起訴された「郵便不正事件」の公判で、
捜査のデタラメが次々と明らかになっているのだ。
8日の公判では、検事が関係者を聴取した際、ウソの“証拠”をチラつかせ、供述をムリやり引き出していたことが発覚。
もはや公判維持さえ危うい状況である。
この事件をめぐっては、村木が完全否認している上、「(村木に)指示された」と供述した部下の上村勉被告(40)も証言を覆す方針。
頼みの供述調書もウソの証拠を突き付けて作成していたとなれば、信憑(しんぴょう)性が疑われる。
「デッチ上げ不当逮捕」との声が高まるのは必至で、地検幹部のクビも吹っ飛びかねない。
驚きの証言は8日の第5回公判で飛び出した。
民主党の石井一参院議員から口利き電話を受け、村木に便宜を図るよう指示したとされる塩田幸雄・元厚労省障害保健福祉部長(58)が証人出廷し
「(聴取した)検事から『あなたから石井議員に電話した交信記録がある』と言われて(村木への指示を)証言したが、
後に『実は記録はない』と言われた。大変な供述をして(村木を)無実の罪に陥れてしまった。
事件自体が壮大な虚構ではないのか」とブチまけたのだ。
「特捜部の狙いは石井議員だったのでしょう。
彼らは巨悪を挙げるのに『犠牲もある』と考える傾向にあり、周辺の関係者を“捨て石”と呼んで引っ張るケースがある。
村木や上村がまさにそれです。ただ今回はかなり悪質です。
地検は開示対象とされる捜査メモも勝手に廃棄している。
ここまでズサンな捜査だと、検面調書に対する裁判所のイメージは最悪になる。
無罪になれば、担当検事や幹部の人事にも響くでしょう」(元東京地検検事)
小沢捜査では、東京地検特捜部が逮捕、起訴した石川知裕衆院議員の女性秘書を恫喝(どうかつ)し、取り調べしたことが報じられている。
もはや取り調べの全面可視化は待ったなしだ。
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