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女性を「産む機械」と例えた柳沢伯夫厚生労働相の辞任を求めて躍起になっている
民主党だが、同党の菅直人代表代行が「(愛知や東京は)子どもを産む生産性が最も
低い」と、女性を機械と結びつけたような発言をしていることが明らかになった。
菅氏は、愛知県知事選が告示された1月18日に名古屋市東区で演説を行い、「愛知も
東京も経済がいい。生産性が高いといわれるが、ある生産性は、一、二を争うぐらい低い。
子どもを産む生産性が最も低い」(1月19日付「朝日」名古屋地方版)と述べたという。
この発言は、子どもを産む崇高な行為を経済的な生産と同列視したもので、菅氏もまた、
女性を“子どもを産む機械”のように認識していることをはしなくも露呈している。
菅氏はその後、厚労相の件の発言を、鬼の首を取ったように取り上げ、政府・与党批判を
繰り返しているが、菅氏にいったい批判する資格があるのか。
この菅発言を知った同党幹部は、あわてて菅氏に「出生率を生産性と結びつけて使わ
ないよう要請したという」(2月6日付「東京」)。柳沢氏の発言は当然、極めて不適切な
ものだが、身内の都合の悪い発言にはフタをして、他人ばかり攻撃する民主党のやり方
こそ、不見識と言わざるを得ない。