06/01/31 13:20:23 bgiwpAB6
「国会は政権獲得を目的とする闘争の場だ。
11年前、野に下った自民党は『最強野党』と言われた。
『佐川国会』では68日間も国会が空転、細川首相は最後に辞任に追い込まれた」
「細川首相が佐川急便グループから1億円の借り入れをしていた問題をめぐり、
蔵相が提案理由の説明もできないまま審議がストップ。
細川首相は結局、辞任」(朝日新聞04.3.9)
このように、当時の自民党は、野党として「細川政権糾弾本部」を党に設置し、
政府与党のあらゆる攻撃材料を徹底的に調べ上げたうえで、国会で執拗に追及した。
参考人招致を連発し、与党側が応じなければ、審議をストップして68日間も空転させるなど、大暴れした。
そもそも、野党には、政府与党の政治を批判することと、
現政権に代わって政権を担う準備という二つの役割がある。
(参考:新聞に掲載された北岡伸一東大教授の論文より)
後者については、現野党の民主党は与党に対して、
マニフェスト(政権公約)や予算案をぶつけるなど野党としての役割を果たしている。
しかしながら、現野党は、前者の役割、すなわち
政府与党が暴走したり誤りを犯したり不正を犯したりしないようチェックする役割を十分に果たしてきたとは思えない。
現野党は、現政権をもっと厳しい目で見つめ、問題・疑惑があれば、遠慮せず徹底的に追及すべきだ。
ちなみに、現政権中枢や自民党中枢にかかわる疑惑は数多くある。
たとえば、小泉首相の口利き疑惑、政治資金規正法違反疑惑、そしてレイプ疑惑。
安倍官房長官の口利き疑惑(耐震強度偽装事件)、マルチ商法広告塔疑惑、
そしてライブドアとの癒着疑惑が一部メディアで報じられている。
これらの数々の疑惑を国会において執拗かつ徹底的に追及し、
欺瞞に満ちた支配で庶民の生活を破壊している現政権を打倒すべし。
野党時代の自民党は、ゼネコン汚職で
中村喜四郎自民党衆議院議員(元建設相)が逮捕されるなど苦境に立たされていた。
しかし、「現政権(細川政権)を打倒することが野党の使命」と位置付け、死に物狂いで戦った。
現野党も「現政権打倒こそ我々野党の使命」と心得、死に物狂いで戦うべし。
そうしてこそ、現野党は議会制民主主義における野党としての役割を果たしたことになる。