09/08/12 22:47:56
●相手の大学を指すときにどのように呼べばいいのですか?
→「貴学」もしくは「御学」です。
事務の精緻さを要求される私大職員の世界で書類ミスは致命的です。
●私大職員の採用は国1に準ずると聞いたのですが、なぜですか?
→文部科学省や認証評価(第三者評価)のことを考えると、非常に納得がいきます。
人事採用は「公正かつ妥当な方法により、適当な体制を整えて行うものとする」とあり、
公正かつ妥当を最も具体化するのは、判定するお役人と似たような試験方式にすることです。
そうなると国は文句を言えません。文句を言ったら自分達の否定になってしまうからです。
URLリンク(www.jinji.go.jp)
一次筆記 5/13
二次筆記 6/13
面接 2/13
極端な大学ではこれをまるまる置き換えて私大職員で
「履歴書・ES・資格(≒基礎固有能力)を5/13」「筆記試験(小論文のところもある)を6/13」「面接を2/13」
とする大学すら存在します。
大学は認証評価や自己点検・自己評価報告に「信頼ある国家公務員第一種試験と同じ配点を採用し、
より公正かつ妥当な方法により採用することを根幹に置いている」と主張ができるのです。
このスレッドでは稀に縁故採用の話題が出ますが、現在の中年以上世代の職員はともかくとして、
第三者評価時代ですから、業務的にも評価に耐えうる人事採用のためにも、
そのような事例は著しく減少しています。日経の特集にも同様の記述があります。
仮にあったにせよ、設置認可や補助金業務ができずに、 さらには一定の罰則を受けることもあり、
他の大学におくれをとることとなり、割に合いません。 少なくともこのスレッドには関係ありません。
特に大学は教育機関であるので、組織的潔癖さが要求されます。
参考までに某大手私立大学の就職ガイドを、以下に抜粋します。
Q.父の取引先の縁故で入社できそうですが行くべきですか?
A.行くべきではありません。その縁故で入った人が退職や左遷になった場合、
あなたは会社で居場所がなくなりますし、たとえあなたに相当の実力があったとしても
周囲からは色眼鏡で見られ、不当な評価を受け続けることになります。
正々堂々と実力で勝負し、恥ずかしくない立場で入社するようにしましょう。