09/01/13 13:27:11
宇多津町の臨海公園に防風林として植樹している松約210本が、幹の途中から無残に切られていることが
9日、分かった。管理する町によると、公園近くの結婚式場・セントカテリーナからあった刈り込みの申し出を
許可したところ、切り方が話し合われないまま式場側が大掛かりに切ったという。
一変した周囲の風景に町民らは「景観を損ねている」「切る意味が分からない」と憤っている。
松は1991年、公園東部の遊歩道(約600メートル)沿いに植樹。切られたのは遊歩道の中ほどに当たる
約110メートルの区間。高さが6メートル以上に育っていた松を幹の途中で切って2―4メートル程度の
高さにしたり、枝をほぼ落としたりしている。
町によると、式場側から昨年8月、「公園の南側に新たに建設する式場から海が見えない」として刈り込み
許可の申し入れがあった。町は11月下旬に許可を出したが、切る位置や本数は後日の決定事項にしていた
にもかかわらず、式場側が12月中旬に独断で切ったという。町が事態を確認したのは今月5日だった。
松の中には、放置すれば枯死する可能性のある無残なものもあり、谷川町長は「調整不足のため今回の
事態になった。原因は指導力不足にある」としている。今後は、町が修復責任を負い、議会に報告の上で
対策を検討するという。一方、式場側も「行き違いがあった。修復については町と協力し、より良い町づくりに
貢献する」とした。
遊歩道を散策していた同町の無職男性(61)は「理由はあるだろうが、ばっさり切りすぎ。風景がさびしい」と
不満顔だった。
ソース
四国新聞 URLリンク(www.shikoku-np.co.jp)
【画像】伐採された防風林のマツ
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